少数民族問題から見た現在の中国

テーマ 「少数民族問題から見た現在の中国」
講師 京都大学経済学部教授・基礎経済科学研究所理事長 大西広(中国問題 マルクス経済学)

司会・補足報告 神谷章生(札幌学院大学法学部教授、政治学・行政学専攻)

問題提起 宮田和保(北海道教育大学教授、経済学専攻)

日時 12月18日(土曜) 午後6時~8時半
会場 札幌学院大学社会連携センター(北海道札幌市中央区大通西6丁目 011-280-1581)
参加 無料・自由(時間までにお越しください)

現代中国は圧倒的多数の漢族と55の少数民族によって構成されています。漢民族による少数民族への支配・抑圧という表現を多用しますが、55のモザイクのような民族関係を多次元的に理解しようとする言説がほとんどありません。講師の大西広は、ウイグルやチベットをはじめ、中国全土を調査する中で、漢族と少数民族の関係をリアルに捉える必要性を提起し、パズルのような中国民族問題に漢族はどのように対峙しようとしているのか、共産党政府はどのような民族政策や経済政策を行っているのかを考え、現在の中国が国内と対外政策をどうしようとしているのかをお話しする予定です。

大西広 関連著作

『中国はいま何を考えているか : ナショナリズムの深層』 大月書店, 2005

『チベット問題とは何か―“現場”からの中国少数民族問題』かもがわ出版, 2008.

『資本主義以前の「社会主義」と資本主義後の社会主義 : 工業社会の成立とその終焉』 大月書店, 1992

『ポスト戦後体制への政治経済学』 大月書店, 2001

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