市民の経済学をめざして
20世紀,私たちは,恐慌・大戦争・大量失業・貧困・環境破壊など,さまざまな社会問題に直面してきました。政府の力だけに頼る解決策が,新たな抑圧と非効率を生み出し,失敗に終わることも見てきました。その一方で,NGO(非政府の市民組織)活動の高まりに示されるように,庶民が主権者(市民)として成長してきている世紀でもありました。
今ほど,地球と日本の将来に道筋をつけていく科学が,私たちに生きる希望と力を与える科学が求められている時はありません。
基礎経済科学研究所(略称「基礎研」)は,「勤労者とともに勤労者のための経済学を創造しよう」というスローガンをかかげて,1968年に設立されました。設立以来40年来,「働きつつ学ぶ権利」を必須の人権として確立し,勤労者のなかから研究者の目をもった人材を育てるために,「夜間通信研究科」を運営するとともに,勤労者の参画する調査研究活動を推進してきました。
このような活動の成果として,『人間発達の経済学』,『日本型企業社会の構造』など30冊以上の書物を出版し,人間の成長と地球環境の大切にされる公正な日本経済づくりのために尽力しています。
基礎研は,日本学術会議に登録された学術研究団体(学会)です。財政は,所員・所友・研究生・会員からの会費収入と事業・出版活動によって賄われています。いかなる企業・団体・政党からも独立した自主的で民主的な団体です。
科学者,その卵としての院生の皆さん。専門科学者と市民が支えあい,育ちあう場に参加することで,現実感覚と広い視野,確かな方法論を身につけませんか。そして市民の目線で活動する市民派エコノミストとしての道を歩んでいきませんか。
市民,その卵としての学生の皆さん。市民のための経済学を創造する活動に参加され,未来への道筋を発見しませんか。そして「科学者としての眼を持つ市民」(市民科学者)に成長する道をともに歩みませんか。
<研究所概要>
正式名称:基礎経済科学研究所
通称:基礎研(きそけん)
研究所設立:1968年
住所:*2023年4月より下記の住所地に事務所を移転しました。
〒605-0018
京都市東山区三条通大橋東入2丁目下る巽町442番地の9
京都市東山いきいき市民活動センター内 基礎経済科学研究所
電話番号:変更中
入会申し込み方法 |
下記の入会申込書をダウンロードのうえ、必要事項を記入して基礎経済科学研究所までお送りください。記入に関してご不明な点がありましたら、事務局へお問い合わせください。紹介者および推薦記入欄がありますが、もし紹介者・推薦者がいない場合は、事務局までご相談ください。 会員の区分は以下の通りです。 ①所員 1口 1200円(月) ②所友 1口 1000円(月) ※生活困窮者のための会費の減免措置あり ※所員・所友の違いは、役員選出の際の選挙権・被選挙権の有無のみです。 ③院生会員 5000円(年額) ④『経済科学通信』読者 2900円(年間2号) ※研究生は現在募集しておりません。 <送付先> E-mail office@kisoken.org ※E-mailに添付してお送りください。 〒605-0018 ※スモールオフィスに事務局員が常駐していないため、郵便物の確認が遅くなります。できるだけメールでお送りください。
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