7月7日の現代資本主義研究会は中止となりました。
接客労働、医療・介護労働や様々なサービス労働を対象に、「感情労働」あるいは「ケア労働」と呼ばれる働き方が、経済のサービス化の進展や高齢化に伴って、その理論的な問題提起がなされてきました。感情労働論は、ブレイヴァマンの労働過程論研究に端を発し、ホックシールドによる感情労働の労働過程への問題提起と、それへの様々な批判という流れで始まりました。
今回の現資研では、まず青木圭介さんに感情労働論について理論的な問題整理をしていただき、続いてケア労働の現場がどの様な働き方であり、そこでどんな問題が起こっているのかを、南守さんに語っていただき、さらに救急隊の労働について、子島喜久さんからその実態と理論的問いかけをしていただきます。働き方・働かせ方をめぐる議論が多く語られる今、基礎研が得意とする労働過程論に、一石を投じる議論を展開します。ぜひご参加ください。
テーマ「感情労働論・ケア労働をめぐって」
◆日時:7月7日(土)14:00-17:00
◆会場:立命館大学朱雀キャンパス2F202教室
◆資料代:500円
報告:
・青木圭介(所員・京都橘大学名誉教授)「分業論と感情労働」
・南 守(福祉・介護・医療労働者組合執行委員長)「ケア労働とはどんな働き方か」
・子島喜久(所員・東京支部)「救急隊の労働ーコメディカルスタッフと感情統制」
司会:高田好章(所員)