基礎研創立50周年記念事業募金のお願い

 
 基礎経済科学研究所は2018年に創立50周年を迎えます。
 ふりかえってみますと、日本における大学と学術の民主化運動の胎動期に、経済学の研究・教育に携わる大学教員、大学院生、大学院をめざす研究者予備軍(「差別された研究者」と自称していました)と、経済調査の力量を養い「現場の研究者」たらんとする労働者が共同して、「人間発達の経済学」「働きつつ学ぶ権利を担う」を旗印に基礎経済科学研究所(旧称・経済学基礎理論研究所)を結成したのは、1968年のことでした。7年後の1975年には、「精神労働者」と「肉体労働者」の「学び合い、育ちあい」、「生き生きとした現実感覚と『資本論』など経済学の古典学習」との結合という理念をかかげて、「自由大学院」(旧称・夜間通信研究科)を開校しました。
 創立以来、基礎研は『資本論』と現代経済の諸問題についての共同研究と出版活動を精力的に展開しつつ、私たちは、50年間の風雪に耐え、潰れることなく、所員・所友数300名、読者数200名という規模を維持しながら、50周年を迎えます。経済科学運動が全体として困難を抱え、また私たちの運動の担い手の高齢化や継承に課題を抱えながらも、東京での支部活動の活発化など基礎研活動が待たれている実態があることに手応えを感じています。この節目の年にあたっての私たちの思いは「なぜ50年間にわたってこの運動が持続できたのか。」の理由を探究するとともに、なぜに時代の切実な要請にも関わらず、私たちの運動が800名から1000名を越える社会規模に成長できないのか、この限界を突破し、日本社会の本格的な変革のパワーを高めていくには何が必要なのかを解明することだと思っています。
50周年の節目の年にあたり、この点を深くとらえ返し、今後、基礎研が目指すべき方向性を深く考える機会にしたいと思います。さらに、新しい基礎研運動の活力ある次世代の担い手を育て上げる機会にすべく、研究所理事会、および2017年度の総会の議論にもとづき、次のような記念事業に取り組むことにいたしました。
 
(1)創立50周年記念懸賞論文の募集・表彰 (賞金として40万円)
所内外の若手研究者や社会人に研究発表の場を提供し、研究奨励する。
 
(2)2018年の研究大会を創立50周年記念研究大会として開催 (開催費用として40万円)
テーマは「①人間発達の経済学と労働日短縮、②『働きつつ学ぶ』市民・科学者運動」の2つとする。
 
(3)『経済科学通信』創立50周年記念号の刊行
上記の記念大会シンポジウムの成果ならびに懸賞論文を掲載する。
 
(4)創立50周年記念出版 (予算100万円)
 『時代はまるで資本論』の全面改訂版の出版。今年度総会(8月26日)後に編集委員会を立ち上げ、出版に向けて検討を始めています。
 
(5)共同研究の成果の刊行企画を所内で募集 (予算100万円)
 
(6)基礎研創立50年の歩み――とくに最近の25年間の年表の編纂――
 『経済科学通信』に掲載し、後に基礎研のHPでも公開する。
(7)『経済科学通信』のアーカイブ化
 
(8)基礎研活動安定化のための所員・所友・読者の大幅拡大運動
 所員・所友は400人を目指す。読者は300人を目指す。
 
(9)創立50周年記念基金の設立 (予算120万円)
 
(10)事業推進の事務局経費 (予算100万円)
 
(11)創立50周年記念募金の推進
 
 これらの記念事業と基礎研活動の基盤整備を行うために総額500万円を目標とした募金活動を基礎研の総力をあげて実施します。なお、募金額は1口5000円とし、2口以上、あるいは資力に応じて10口以上の募金をお願いしたく存じます。
 また,4口(2万円)以上の募金者には、創立50周年記念出版本を贈呈します。
 以上、基礎研創立50周年記念事業の趣旨をご理解下さり、募金へのご協力を重ねてお願い申し上げます。
 
 
2017年11月11日
 
基礎経済科学研究所創立50周年記念事業実行委員会 (50音順)
姉歯 暁   小沢修司(委員長)   後藤康夫   高田好章   中野裕史   藤岡 惇
 
基礎経済科学研究所 理事長 中谷武雄
 
 

◆ゆうちょ銀行

(振替用紙にて入金)01080-6-25404 基礎経済科学研究所

 (他行からの入金等)一○九支店 当座 0025404 基礎経済科学研究所

 

◆三菱東京UFJ銀行 京都支店 普通 3689230

基礎経済科学研究所創立50周年記念事業実行委員会 委員長 小澤修司

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴代理事長 大西 広   重森 暁   森岡孝二 (50音順、既出除く)

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