現在、安倍政権のもとで、憲法改悪にまで及ぶ集団的自衛権をめぐる安全保障体制・法制度をめぐって、大きな政治改革の嵐が吹き荒れています。小泉政権から政権交代、安倍政権復活に至る政治過程の中で、また大阪都構想や沖縄での米軍基地反対の盛り上がりなど、私たちは暑い政治の季節の只中にあります。労働法制の変化も、社会の矛盾を悪化させようとしています。こうした流れの底流として、円安や中国経済の発展に代表される日本の経済をめぐる動き、さらには構造変化を考える必要があります。戦後50年をめぐって開催した研究大会(『経済科学通信』80号)の成果を受けて、また基礎研50周年(2018年)への継承をめざして、多くのみなさんが参加されることを期待しています。
【会場のご案内】
会場:関西大学千里山キャンパス100周年記念館
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学100周年記念館
※研究大会会場へは阪急電鉄千里線「関西大学前駅」下車、梅田側改札を出て関大南門から入場
ください
会場:関西大学千里山キャンパス100周年記念館
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学100周年記念館
※研究大会会場へは阪急電鉄千里線「関西大学前駅」下車、梅田側改札を出て関大南門から入場
ください
【第38回研究大会のテーマ】
1.「日本資本主義の戦後70年」
2.「大阪のくらしと経済の再生」
主催:基礎経済科学研究所
【日 時】 2015年8月29日(土)-30(日)
【会 場】 関西大学千里山キャンパス 関西大学100周年記念館 (大阪府吹田市山手町3-3-35)
【資料代】 2,000円(学生等1,000円)
【懇親会】 3,000円
※1日目共通セッション後、総会を挟んで18時から会場付近にて懇親会を開催いたします。参加を希望される方は、8月24日(月)までに事務局(office@kisoken.org)までご連絡ください。会費は当日徴収いたします。
<第一日目>
【日 時】 2015年8月29日(土)9時30分~17時00分
【会 場】 関西大学100周年記念館 テーマ別分科会(9:30~12:00)
Ⅰ.阪神・淡路大震災20年
司会:池田清(神戸松蔭女子学院大学教授)
出口俊一(兵庫県震災復興センター事務局長)
「「借上公営住宅」の強制的退去を考える」
増田紘(兵庫県自治体問題研究所副理事長)
「新長田駅南地区震災復興第二種市街地再開発
事業の問題と課題」
池田清(神戸松蔭女子学院大学教授)
「阪神・淡路大震災の「創造的復興」と医療産業都市・神戸空港」
【日 時】 2015年8月29日(土)9時30分~17時00分
【会 場】 関西大学100周年記念館 テーマ別分科会(9:30~12:00)
Ⅰ.阪神・淡路大震災20年
司会:池田清(神戸松蔭女子学院大学教授)
出口俊一(兵庫県震災復興センター事務局長)
「「借上公営住宅」の強制的退去を考える」
増田紘(兵庫県自治体問題研究所副理事長)
「新長田駅南地区震災復興第二種市街地再開発
事業の問題と課題」
池田清(神戸松蔭女子学院大学教授)
「阪神・淡路大震災の「創造的復興」と医療産業都市・神戸空港」
Ⅱ.政治経済学研究の諸論点
司会:高田好章(基礎研所員)
森岡真史(立命館大学教授)「ロシア革命と社会主義―歴史的再考のための諸論点」
十名直喜(名古屋学院大学教授)
「地域創生の産業システム―ひたち(茨城)魅力づくりの技と文化」
後藤宣代(奥羽大学[非常勤])
「政治経済学のフロンティアとしてのバイオ・ゲノム産業」
Ⅲ.戦後70年の混迷とセン発達論の照射
司会:中谷武雄(基礎研理事長)
報告1:北野正一(兵庫県立大学名誉教授)
「21世紀とアマルティア・セン」
報告2:増田和夫(京都経済短期大学専任講師)
「戦後70年あれこれー正義と国体ー」
休憩(12:00~13:30)
共通セッションⅠ(13:30~17:00)
テーマ「日本資本主義の戦後70年」
司会:田添篤史(京都大学[非常勤])
報告1:長島修(立命館大学教授)
「戦後70年と日本資本主義の現局面」
報告2:藤田実(桜美林大学教授)
「戦後技術革新と雇用・労働の変化」
報告3:後藤康夫(福島大学教授)
「ポスト冷戦25年の世界史像と冷戦植民地・アジア的構成の日本-戦後民主変革の「再開」の始まり-」
<第2日目>
【日 時】 2015年8月30日(日)9時30分~17時00分
【会 場】 関西大学100周年記念館 テーマ別分科会(9:30~12:00)
【日 時】 2015年8月30日(日)9時30分~17時00分
【会 場】 関西大学100周年記念館 テーマ別分科会(9:30~12:00)
Ⅰ.数理マルクス経済学
司会:大西広(慶應義塾大学教授)
大西広(慶應義塾大学教授)
「中国経済のマルクス派最適成長モデル」
金江亮(三重短期大学准教授)
「マルクス派最適成長論のハミルトニアンの経済学的意味」
田添篤史(京都大学[非常勤])
「日本経済におけるr>gは何を意味するか」
Ⅱ.労働現場の諸相
司会:小沢修司(京都府立大学教授)
高田好章(基礎研所員)
「電機産業における製造請負の実態を映像から視る再見聞:NHKスペシャル「フリーター漂流―モノづくりの現場で」2005年」
柴田徹平(建設政策研究所)
「建設産業の個人請負就労者はどのようにして長時間就業に至るのか」
瀬野陸見(京都大学院生)
「排除状態の記述へ向けての一考察-プロセスとしての社会的排除から,状態としての排除へ-」
共通セッションⅡ(13:30~17:00)
テーマ「大阪のくらしと経済再生」
司会・コーディネータ:樫原正澄(関西大学教授)
基調報告1:森裕之(立命館大学教授)
「大阪の社会経済と橋下維新政治」
現場報告1:大口耕吉郎(全大阪生活と健康を守る連合会会長)
「貧困の拡大と生活保護の課題」
現場報告2:藤永延代(大阪市民ネットワーク代表)
「大阪の住民運動~なにわの市民革命へ~」
現場報告3:杉原五郎(アルパック会長/大阪府中小企業家同友会副代表理事)
「大阪の地域経済再生をめざす~中小企業の立場から、地域経済発展戦略を考える~」