「人間発達の経済学」日中会議北海道集会プログラム
日本学術振興会アジア研究教育拠点事業と基礎経済科学研究所の共催による第五回「人間発達の経済学日中会議」のプログラムがほぼ完成しました。今までのどの回よりも多い報告者となったため、全体会/分科会をミックスさせて開催します。多数の参加を期待します。なお、どちらも札幌市内で遠くありませんが、会場が1日目と2日目で変わりますのでご注意ください。
会場 札幌学院大学社会連携センター (1日目、札幌市中央区大通西6丁目(南大通))
北海道教育大学札幌駅前サテライト(2日目、札幌市中央区北5条西5丁目7 sapporo 55 4階)
第1日目 9月28日 10:00-12:30
全体集会1 司会 大西広(慶応義塾大学)
主催校挨拶 奥谷浩一札幌学院大学学長
報告1 許崇正・刘雪梅(南京師範大学) 「人間発達の経済学の論理的起源とその意義」
報告2 池上惇(京都大学名誉教授故) 「個人の自立と他人への責任—人間発達社会を実現する個人の経済行動–」
報告3 張捷(暨南大学) 「発展方式の転換—工業文明から生態文明へ」
報告4 中谷武雄(元京都橘大学)「スミスにおける芸術と社会」
第1日目 9月28日 13:30-15:30
A1 英語分科会
司会 新村聡(岡山大学)
報告1 張淑静(中国政法大学) 「On China’s Advantage Rare Metal Resources: Problems and Solutions」
報告2 後藤康夫(福島大学) 「Fukushima Nuclear Disaster and Human Security」
報告3 家田愛子(札幌学院大学)「The nuclear family unit by the industrialization and the human development」
報告4 佐中忠司(広島大学名誉教授)「Traditional handicrafts in Japan and regional economy - a case study」
B1分科会 経済の持続可能性
司会 北野正一(兵庫県立大学名誉教授)
報告1 陳戎傑(暨南大学) 「フード・レジームと持続可能発展――東南アジア輸出指向型農業の歴史的考察――」
報告2 辛維挙(寧夏大学) 「持続可能な発展、政治経済学、人間発達」
報告3 寺田隆至(函館大学)「サービス経済化と持続可能性—マルクス再生産表式ベースの経済循環図による考察–」
第1日目 9月28日 15:45-17:45
A2 英語分科会
司会 後藤康夫(福島大学)
報告1 矢野剛(京都大学)・白石麻保(北九州市立大学)「What Develop Trade Credit? Case of Provinces in China」
報告2 厳成男(福島大学) 「Deindustrialization and Human Development in Japan and South Korea: From the Viewpoint of Flexicurity」
報告3 朱然(京都大学大学院)「Three Stages of Japanese Industrialization」
報告4 劉洋(アジア太平洋研究所)「Market Wage Determination and Human Development in China」
報告5 木下英雄(龍谷大学非常勤)「Measurement of relative surplus value by using input-output tables」
B2分科会 労働・社会保障・教育問題
司会 家田愛子(札幌学院大学)
報告1 林祥瑜(南京師範大学)「中国日本語教育和経済格差」
報告2 髙木和美(岐阜大学) 「看護・介護労働の本質からみた養成政策の諸問題(日本の場合)」
報告3 中野裕史(関西大学) 「日本におけるパートタイム労働者の現状と課題」
第1日目 9月28日 18:15 札幌市内で懇親会
第2日目 9月29日 9:30-12:30
C1 英語分科会
司会 張淑静(中国政法大学)
報告1 南有哲(三重短期大学)「On “Sciences of Living”」
報告2 新村聡(岡山大学) 「Adam Smith on Equality」
報告3 宮田和保(北海道教育大学)「On Feuerbach’s Thesis by Marx」
報告4 紀明(吉林大学) 「Study on the Relation Between Human All-round Development and Ecological Environment」
報告5 増田和夫(京都経済短期大学)「Long wave and human development: Empirical Analysis of Falling Rate of Profit in the Post war J-Economy」
C2 地域・産業・環境
司会 佐中忠司(広島大学名誉教授)
報告1 十名直喜(名古屋学院大学)「ものづくりと人間発達の経済学:『ひと・まち・ものづくりの経済学』刊行の趣旨とねらい」
報告2 紀玉山(吉林大学)「中国経済の安定成長とCO2排出の削減との二重目標達成のモデルについて」
報告3 北野正一(兵庫県立大学名誉教授)「国連のグリーン経済を、構想し連帯すること、ここから発達が生まれる」、
第2日目 9月29日 13:30-15:30
全体集会2
司会 矢野剛(京都大学)
報告1杨帆(中国政法大学) 「中国社会思潮の変化」
報告2 瀬戸宏(摂南大学) 「重慶モデルを考える」
報告3 神谷章生(札幌学院大学)「日本におけるポピュリズム政治の拡がりとその危険性」
報告4袁克勤(北海道教育大学)「戦後初期の日本の知識人と平和主義ー北海道における事例」
第2日目 9月29日 15:45-16:45
閉会集会
司会 神谷章生(札幌学院大学)
報告1韓喜平(吉林大学) 「マルクス主義倫理経済学の構築について」
報告2 大西広(慶応義塾大学)「北海道で民族問題を考える」
参加費(懇親会費を含む) 日本側7000円、大学院生3000円
*会議開催後、日本学術振興会「アジア・コア」参加メンバーにより、今後の研究打合せを行ないます。