『経済科学通信』総目次パートⅡ
(第51号/1986年12月~第116号/2008年4月
第50号~ 第60号~ 第70号~ 25周年記念号
第80号~ 第90号~ 第100号~ 第110号~
総目次パートⅠ(50号以前はこちら)
第1号~ 第10号~ 第20号~ 第30号~ 第40号~
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●第50号(1986年9月) 1000円
創刊50号記念総特集 「経済学の革新」
巻頭言 創刊50号記念によせて (編集局)
第1部 円高激震と日本の未来―国際化時代の経済学
公開講座「円高激震と日本の未来―国際化時代の経済学」について (森岡孝二)
レーガンのサミット戦略と円高日本 (坂井昭夫)
アメリカ金融資本の蓄積戦略と日米経済摩擦問題 (上田慧)
貿易まさつ下の日本の進路と内需拡大の二つの道 (菊本義治)
討論のまとめ
第2部 座談会:基礎研運動が提起した理論的諸問題
(出席者)大西広・上掛利博・小森治夫・重森曉
野崎律子・藤岡惇・森岡孝二(司会)芦田亘
報告1「人間発達の経済学をめぐって」 (森岡孝二)
報告2「地域・自治体・公務労働論にかんする基礎研の理論活動」 (重森曉)
報告3「主体形成と生活者論 ―歴史的・国際的視点からの問題提起」 (藤岡惇)
第3部 現代社会の「構造転換」と労働者意識
労働者の自立とはなにか (福島利夫)
大企業労働者が人間らしい暮らしづくりをたたかいの基本にす えるまで (今崎暁巳)
階級意識形成をめぐる理論的諸問題 (成瀬龍夫)
第4部・わたしと『経済科学通信』
共感による主体形成への確信 ―基礎研への道― (小野寺わたる)
地域問題研究の契機となった『通信』 (鈴木茂)
共同研究のあり方の原点を示した『通信』 (高原一隆)
愛媛での思い出―そして今,東京で (細川孝)
労働者学習運動の取り組みから (橋本了一)
『通信』をメディアに経済学の新しい流れを (中谷武雄)
随想 自叙伝こぼれ話「八高交友抄」 (島恭彦)
資料 『経済科学通信』総目次(第31号~第50号)●第51号(1986年12月) 1000円
随想 自叙伝こぼれ話 (島恭彦)
特集 軍拡と軍縮の経済学
本特集によせて (編集局)
わが国における産軍官学協同の進展 (木原正雄)
核軍拡競争の現段階とSDI (安斎育郎)
「軍縮と開発」の経済学をどう構築するか (藤岡惇)
民需転換(Conversion)は可能か
―第9回研究大会全体討論のまとめ― (中谷武雄)
戦後体制における軍事と経済学 (新岡智)
論文 最近の国家論に対する一つの疑問 (北川與司雄)
アメリカ便り ピッツバーグでの生活から (川口清史)
書評
森岡孝二編『勤労者の日本経済論』 (林堅太郎)
柳ケ瀬孝三・三上和夫編『教育費を見直す』 (青木圭介)
重森曉編『日本公企業の再生』 (水野喜志彦)
三富紀敬著『フランスの不安定労働改革』 (伍賀一道)
内山昭著『大型間接税の経済学』 (鶴田廣巳)
インタビュー 石川雅博・梶原聡子ご夫妻に聞く
基礎研だより
新講座『現代の日本―構造転換の経済分析』の取り組みについて
現代資本主義研究会からの報告k
夜間通信研究科紹介 労働運動学科
誌面批評 No.48 (高原一隆) No.49 (山本久子)●第52号(1987年3月) 1000円
随想 回想の安保闘争―自叙伝こぼれ話(最終回) (島恭彦)
特集 文化の経済学
特集「文化の経済学」によせて (編集局)
中年よ,からだをきたえておけ (木津川計)
文化・文明と商品経済・協同社会 (平野喜一郎)
消費社会論の動向と課題 (角田修一)
文化運動への着眼 (井上英之)
∃―ロッパ社会学における文化の役割 (井上純一)
職場の合理化と文化的価値意識の役割 (中山久雄)
映画“母さんの樹”と労働組合運動 (水野喜志彦)
伝統文化と市民文化―地域における共存と共同 (森可秀)
論文
アメリカのビジネス・スクールにおける経営教育 (廣瀬幹好)
インタビュー 岡宏一氏に聞く
書評
戸木田嘉久編『ME「合理化」と労働組合』 (北条豊)
石田頼房著『日本近代都市計画の百年』 (川瀬光義)
新刊紹介 基礎経済科学研究所編『労働時間の経済学』
基礎研だより
公開講座より/民営「国鉄」と公企業論の課題
香川支部/労働者を中心にざっくばらんな研究会活動
基礎研第10回研究大会 参加・報告者募集のお知らせ●第53号(1987年7月) 1000円
インタビュー 研究者群像(第1回)杉原四郎先生に聞く
特集 アジアと日本
特集によせて (編集局)
日本・アジア・環太平洋 (藤原貞雄)
日本型多国籍企業とアジア (佐々木建)
日本資本の東南アジア進出が問いかけるもの (和田幸子)
食糧・農漁業問題におけるアジアと日本 (森井淳吉)
ASEANと日本 (西口清勝)
アジアNICsと日本経済をめぐる諸論点 (田中祐二)
講演 転換する近代経済学とその超克 (山口正之)
研究動向
経済学と人権論「領有法則転回論」の一論点から (赤間道夫)
書評
基礎経済科学研究所編『労働時間の経済学』 (横山寿一)
高原一隆・増田洋編『地域問題の経済分析』 (長谷川健二)
種瀬茂著『経済思想』 (桜井幸男)
基礎研だより
86年度春季研究集会の報告 (藤岡惇)
活動を再開する東京支部 (細居俊明)●第54号(1987年12月) 1000円
インタビュー 研究者群像(第2回)―坂寄俊雄先生に聞く
特集 「構造転換と日本の経済学」
特集「構造転換と日本の経済学」によせて
第Ⅰ部・座談会:『講座・構造転換』全4巻をめぐって
(出席者)有本均・宇田綾生・角田修一・成瀬龍夫・森岡孝二
柳ケ瀬孝三・米田康彦 (司会)重森曉
第Ⅱ部 第10回研究大会報告
現代経済学における国家論の課題 (宮本憲一)
環境保護運動と現代資本主義 (植田和弘)
今日的生活様式論の特質 (高原朝美)
個人所得税の導入と社会主義の三つの型 (田中宏)
現代の焦点 日本経済のもうひとつの進路 ―87経済白書にふれて (柳ケ瀬孝三)
研究ノート
唯物史観と人間発達史観 ―池上惇『人間発達史観』を読んで― (森岡孝二)
貿易摩擦と農業問題 ―関下稔『日米貿易摩擦と食糧問題』を読んで― (江尻彰)
書評
ロバート・ディグラス著『アメリカ経済と軍拡』 (中村達)
藤岡純一著『日本経済の展開と財政』 (大辺誠一)
中村雅秀編『累積債務の政治経済学』 (奥田宏司)
吉田文和著『マルクス機械論の形成』 (重本直利)
スティブン・マリス著『ドルと世界経済危機』 (向壽一)
研究所訪問 人間発達研究所 (小沢修司)
基礎研だより 第10回研究大会のまとめ (高山新)●第55号(1988年3月) 1000円
研究所訪問 社会科学研究セミナー 芝田進午先生に聞く
特集 経済民主主義の動向
日本における経済民主主義論の展開 (野澤正徳)
サッチャーリズムと炭鉱ストライキ (増田壽男)
ラテンアメリカ―危機からの再生を求めて (草野昭一)
ソ連社会主義のペレストロイカ (上島武)
論文
ポピュラー・キャピタリズムとイギリス地方自治 (北村裕明)
日・米鉄鋼業における「合理化」・多角化の動向 (十名直喜)
現代の焦点 地価問題と都市政策 (寺西俊一)
歴史の探究 1929年世界恐慌 (松野周治)
古典を読む
トマス・ペイン『コモン・センス』と『人間の権利』 (中谷武雄)
学界動向 現代都市論 (川瀬光義)
投稿 コンピュータの内的発展法則 (石沢篤郎)
書評
有井行夫著『マルクスの社会システム理論』 (芝田進午)
R.バーバック,P.フリン著『アグリビジネス』 (樫原正澄)
催し物案内 夜間通信研究科春季研究集会のご案内●第56号(1988年7月) 1000円
研究者群像(第3回)山口正之先生に聞く
特集 労働過程研究の視点
いま,なぜ,労働過程研究か (森岡孝二)
現代労働過程論争とその意義 ―ブレイヴァマンとそれ以降― (成瀬龍夫)
「情報化社会」は中小企業になにをもたらすか
―生産の短サイクル化と労働の不安定化― (安満弁吉)
労働現場をみる視点 ―NTTにおける資本と労働の現段階― (水野喜志彦)
論文 現代社会と労働者協同組合 (井上秀城)
現代の焦点
「社会福祉制度改革」と社会福祉の「産業化」 (中井健一)
歴史の探究 昭和恐慌と高橋財政の展開 (藤田安一)
古典を読む トクヴィルと『アメリカのデモクラシー』 (堀雅晴)
学界動向 日本流通学会の発足に参加して (中村雅秀)
研究所訪問 大阪保育研究所 (横山寿一)
海外通信 ハーヴェイ・シャピロさんへのインタビュー
研究ノートト
高原朝美『富裕化と貧困化の論理』を読む (伍賀一道)
生協運動の危機と協同組合主義 ―栗本昭『先進国生協運動のゆくえ』を読んで (的場信樹)
書評
上田秋助著『アディオス・ミ・サント・ドミンゴ』 (藤岡惇)
宝光井顕雄ほか編『現代日本の婦人労働』 (宇田綾生)
渡辺峻著『現代の銀行労働』 (山西万三)
モニター書評
基礎研編『講座・構造転換』第1巻 (隈部紀彦)
基礎研編『講座・構造転換』第1巻 (杉浦正和)
基礎研編『講座・構造転換』第2巻 (尾内康彦)
基礎研だより 第11回研究大会のご案内●第57号(1988年10月) 1000円
研究者群像 江口英一先生に聞く
特集 ギャンブル・キャピタリズムの凋落
特集によせて (編集局)
経済投機化と現在の金融不安 (小西一雄)
地価高騰と土地税制 (瀬川久志)
財テクブームと勤労者の家計 (佐藤卓利)
途上国債務戦略をめぐる対抗関係とIMFの役割 (奥田宏司)
現代の焦点 税制改革と「構造調整」政策 (梅原英治)
歴史の探究 ニューディール (佐々木雅幸)
古典を読む ジョン・スチュアート・ミル『自由論』 (大西広)
文学と経済学 ディケンズの『リトル・ドリット』 (森岡孝二)
学界動向 「世界都市」から見る都市経済の再生 (井内尚樹)
研究所訪問 国民教育研究所 伊ケ崎暁生先生へのインタビュー
書評
鶴田廣巳・藤岡純一編『税制改革への視点』 (今村元)
J.オコンナー著『経済危機とアメリカ社会』 (横尾邦夫)
置塩信雄・伊藤誠著『経済理論と現代資本主義』 (三輸憲次)
松石勝彦著『資本論の方法』 (梅垣邦胤)
西川潤著『世界経済入門』 (鈴木秋洋)
モニター書評
基礎研編『講座・構造転換』第3巻 (柿沼昌芳)
基礎研編『講座・構造転換』第4巻 (井沢嘉之)
基礎研編『講座・構造転換』第4巻 (本宮正則)
基礎研編『講座・構造転換』第4巻 (山岸明)
投稿 石沢「法則」を支えるもの (中村静治)
文献紹介
置塩信雄・鶴田満彦・米田康彦著『経済学』
非核の政府を求める京都の会編『ハート・オプ・ピース』
富沢賢治ほか著『協同組合の拓く社会』
基礎研だより
基礎研公開市民セミナーのご案内
1988年春季合宿研究交流集会の報告 (樫原正澄)●第58号(1988年12月) 1000円
研究者群像 戸木田嘉久先生に聞く
特集 現代経済をどうとらえるか
特集によせて (編集局)
現代資本主義論の反省課題 (森岡孝二)
『資本論』と現代経済 ―理論的認識の実践性をもとめて― (有井行夫)
「情報化社会」をどうとらえるか (小林正人)
座談会 国際化・情報化のなかの労働の変化
(出席)宇田綾生・中村暢宏・本多潤一・森井久美子
(司会)成瀬龍夫
歴史の探究 スターリン体制の成立と5ヵ年計画 (中江幸雄)
研究所訪問 総合社会福祉研究所 (梅原英治)
論文
「商品過剰論」と「資本過剰論」の生成・発展・消滅 (増田和夫)
私の研究から
ヴィレルメ協会『フランスにおける労働者の物質的・精神的状 態』 (清水克洋)
書評
山本繁著『大正デモクラシーと香川の農民運動』 (川東鼾O)
文献紹介 都市環境研究会『都市とウォーターフロント』
キーワード アルチュセール
基礎研だより 第11回研究大会の報告 (藤岡惇)●第59号(1989年4月) 1000円
研究者群像 置塩信雄先生に聞く
特集 いま“豊かさ”を考える
特集によせて (編集局)
公開シンポジウム「いま“豊かさ”を考える」
新しいシリーズを始めるにあたって (重森曉)
報告1「“豊かさ”概念をめぐって」 (角田修一)
報告2「生活空間は,いま豊かか」 (梶浦恒男)
報告3「真の“豊かさ”と社会保障」 (福島利夫)
報告4「保育運動からみた“豊かさ”問題」 (横田昌子)
参加者の発言と報告者の感想・回答
「豊かさ時代」と不安定就労の拡大 (伍賀一道)
アメリカ経済のリストラクチャリングと階層構造の再編成 (湯浅良雄)
現代の焦点
現代天皇制イデオロギーの物質的基盤について (二宮厚美)
歴史の探究 ワイマール共和国の崩壊 (長沢高明)
古典を読む ロバート・オーエン『社会に関する新見解』と『ラナーク州への報告』 (的場信樹)
学界動向
経済理論学会第36回大会 (藤岡惇)
日本財政学会第45回大会 (藤岡純一)
研究所訪問 大阪自治体問題研究所 (江尻彰)
自著を語る 『シミュレーション税制改革』のこと (安藤実)
読書ノート
伍賀一道著『現代資本主義と不安定就業問題』 (木村隆之)
書評
成瀬龍夫著『生活様式の経済理論』 (下山房雄)
加茂利男著『都市の政治学』 (重森曉)
横尾邦夫著『くらしと自治の財政論』 (政田裕嗣)
文献紹介 松石勝彦著『現代経済学入門』
研究会だより 医療・福祉問題研究会(石川県) (莇昭三)
基礎研だより
第4回基礎研四国研究集会の報告 (増田晃一)
第12回研究大会のご案内
●第60号(1989年7月) 1000円
研究者群像 柴田悦子先生に聞く
特集 「ポスト福祉国家」を間う
特集によせて (編集局)
住宅問題から見た日本の「豊かさ」 (早川和男)
シンポジウム:「ポスト福祉国家」を問う
報告1 サッチャリズムとイギリス福祉国家 (北村裕明)
報告2 スウェーデンの経済と福祉 (藤岡純一)
報告3 日本における「福祉国家」の再編過程 (中井健一)
全体討論のまとめ (岡崎祐司・上掛利博)
過労死―働きすぎ社会の告発 (森岡孝二)
高齢化と都市行財政 (武田宏)
豊かさとはなにか―三宅島民が発するメッセージ (末松三郎)
現代の焦点 レーガンの遺産とアメリカの選択 (新岡智)
学界動向 マルクス・エンゲルス研究者の会 (橋本直樹)
研究所訪問 銀行労働研究会 (北島治)
書評
経済優先度評議会著『SDIスターウォーズの経済学』
(大西広)
吉田文和著『ハイテク汚染』 (鈴木茂)
上杉忍著『パクス・アメリカーナの光と陰』 (藤岡惇)
基礎研だより 1989年度春季研究交流集会のまとめ
60号記念 『経済科学通信』第51号~第60号総目次●第61号(1989年11月) 1000円
研究者群像 木原正雄先生に聞く
特集 現代の技術変化と資本主義の再編
特集によせて (編集局)
現代の技術変化と資本主義の世界的再編運動をどうみるか (米田康彦)
プライバタイゼーションの動きをどうみるか (林堅太郎)
ME化と労働統制 (桜井幸男)
「情報化論争」と『資本論』 ―今日の実践的課題と向き合うための一試論 (重本直利)
コンピュータと物象化―重本論文へのコメント― (竹内貞雄)
アパレル産業の高付加価値化と中小企業 (安満弁吉)
古典を読む
エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』 (横山寿一)
学界動向 わが国におけるグラムシ研究の動向 (松田博)
社会主義経済学会第29回に参加して (溝端佐登史)
投稿 大阪における零細業者の健康と生活・労働 (大松美樹雄)
研究ノート
関下稔・芦田亘・柳ケ瀬孝三著『現代資本主義』を読んで (市橋勝)
成瀬龍夫・小沢修司・武田宏・山本隆著『福祉改革と福祉補助金』を読んで (川瀬憲子)
書評
大西広著『「政策科学」と統計的認識論』 (高島拓哉)
大泉英次・山田良治編著『戦後日本の土地問題』 (高島嘉巳)
基礎研だより 第12回研究大会盛況裏に終わる (藤岡惇)
新刊案内 基礎経済科学研究所編「ゆとり社会の創造」●第62号(1990年3月) 1000円
研究者群像 関恒義先生に聞く
特集 労働はどう変わるか
特集によせて (編集局)
シンポジウム:労働過程研究の現状と課題
報告1 西ヨーロッパにおける労働過程論争の展開 (成瀬龍夫)
報告2 マネジメント論からみた労働過程研究 (渡辺峻)
報告3 技術論からみた労働過程研究 (小林正人)
討論 労働過程研究をめぐる諸論点と今後の課題
成瀬龍夫 渡辺峻 小林正人 (司会)重森曉
マルクスの労働過程論をどう読むか (仲野組子・森岡孝二)
交通労働過程の変容をめぐって (林久和)
日本型高密度労働システムヘの一視角 (十名直喜)
ブレイヴァマンはどう乗り越えられるべきか (大西広)
学界動向
経済理論学会第37回大会 (増田和夫)
日本財政学会第46回大会 (中谷武雄)
書評 暉峻淑子著『豊かさとは何か』 (川口民記)
モニター書評 基礎研編『ゆとり社会の創造』を読んで
労働組合関係者・若い世代に読んでほしい本 (川原一行)
自由時間獲得の重要性を力説 (末松三郎)
書き手に求められる具体化能力 (杉浦正和)
文献紹介 加藤睦夫『日本の税制』
基礎研だより 1990年春季合宿研究交流集会のご案内●第63号(1990年6月) 1000円
研究者群像 十名直喜さんに聞く
特集 世界史のなかの社会主義
特集によせて (編集局)
世界史のなかの現存社会主義 (芦田文夫)
「伝統的」システムの崩壊―ポーランド政治・経済改革の歴史的位置と課題 (田口雅弘)
東欧変動と社会主義の古典的原理 ―ハンガリー改革を素材として (堀林巧)
東欧社会主義の改革の理論的諸問題 (田中宏)
85年以降のソ連・東欧の主な動き (編集局)
入門講座 効用価値説と労働価値説 (大西広)
古典を読む 山田盛太郎著『日本資本主義分析』 (岡田知弘)
現代の焦点 コメ市場開放問題とガット交渉 (松原豊彦)
歴史の探求 IMF・世銀の創設 (小林世治)
論文 アメリカでみた民衆参加の研究運動 (藤岡惇)
研究ノート 重森曉著『現代地方自治の財政理論』によせて (内山昭)
書評
岡田知弘著『日本資本主義と農村開発』 (遠藤宏一)
田口富久治編著『ケインズ主義的福祉国家』 (成瀬龍夫)
モニター書評
基礎研編『ゆとり社会の創造』を読んで (布村伸一)
基礎研だより
1989年度春季合宿研究交流集会の報告 (井内尚樹)
第12回研究大会のご案内●第64号(1990年10月) 1000円
研究者群像 藤本武先生に聞く
特集 世界経済論の課題をさぐる
特集によせて (編集局)
フリートーク:世界経済論の課題をさぐる
報告1 今日の世界経済をどうみるか(関下稔)
報告2 現代帝国主義とアジアをどうみるか (中村雅秀)
報告3 現代世界の生産力構造の変化をどうみるか (林堅太郎)
報告4 現代世界経済と国際金融をどうみるか (奥田宏司)
報告5 現代資本主義と社会主義をどうみるか (森岡孝二)
討論 世界経済論の課題をさぐる
三宅島からの通信 1990年6月の三宅島民の選択 (末松三郎)
入門講座 労働価値説と「マルクスの基本定理」 (森岡真史)
読者からの質問に答える (大西広)
古典を読む 野呂栄太郎著『日本資本主義発達史』 (松本剛)
現代の焦点 ドイツ「再統一」への一視角 (松永佳子)
論文 尾崎芳治著『経済学と歴史変革』から学ぶ (西野勉)
論文 技術論における方法について (野口宏)
研究ノート <豊かさ>のフィロソフィーを読む (川口民記)
書評 宮本憲一・横田茂・中村剛治郎編『地域経済学』 (高橋直樹)
基礎研だより
第13回研究大会成功裡に終わる!
基礎研公開講座「世界史における現在」のご案内●第65号(1990年12月) 1000円
研究者群像 宮本憲一先生に聞く(上)
特集 企業社会ニッポン
特集によせて (編集局)
現代日本の労働者生活と人権状況 (渡辺治)
渡辺講演を聞いて (森井久美子)
日本型企業社会の構造とその変革視点 ―『「豊かな社会」日 本の構造』の検討を踏まえて― (十名直喜)
企業社会=日本の構図 (光岡博美)
医師からみた今日の労働現場と過労死 ―「合理化」のもとでの健康問題― (田尻俊一郎)
現代の焦点 土地税制改革 (重森曉)
学界動向 資本主義と社会主義―経済理論学会第38回大会共通論題印象記― (角田修一)
論文
ポスト・フォーディズム論と地域 (青木圭介)
国際収支の各項目とその経済部門別区分―マネーサプライと関 連させながら― (奥田宏司)
書評
P.トンプソン著『労働と管理―現代労働過程論争』
(片山一義)●第66号(1991年5月) 1000円
研究者群像 宮本憲一先生に聞く(下)
特集 再考! 社会主義
特集によせて (編集局)
『資本論』の社会主義 (大野節夫)
スターリン体制の形成・確立・展開 (森岡真史)
東ドイツの市民革命とドイツ統一 (芦田亘)
映画は社会主義をどう映してきたか (末松三郎)
現代の焦点 430兆円公共投資問題 (梅原英治)
歴史の探究 マンハッタン計画と戦後冷戦 (高橋信一)
論文 経済学における価値の物質的基礎 (大日方聡夫)
書評
川口和子・鈴木彰著『女性とパ一ト労働』 (江尻彰)
大沼・山田・鈴木・山田著『北海道経済図説』 (岡田知弘)
戸木田嘉久編『リストラクチュアリング 労働と生活』 (水野喜志彦)
基礎研だより 春季研究合宿の報告●第67号(1991年7月) 1000円
研究者群像 黒川俊雄先生に聞く
特集Ⅰ 女と男の経済学
特集によせて (編集局)
女性論・婦人問題論争から学ぶもの (柴田悦子)
男女雇用機会均等法の施行をめぐって (久米弘子)
経済学とフェミニズム (角田修一)
特集Ⅱ 現代日本資本主義論争にむけて
ポスト・フォーディズムと日本資本主義 (伊藤誠)
質疑応答
日本型システムと「フレキシビリティ」 (十名直喜)
日本資本主義と新自由主義 (篠田武司)
古典を読む 島恭彦『近世租税思想史』 (北村裕明)
論文 「それ自体」をめぐる方法論 (重本直利)
書評
相葉洋一著『貨幣と景気循環』 (近藤学)
青水司著『情報化と技術者』 重本直利著『意識と情報におけ る管理』 (山西万三)
初村尤而著『大阪市役所のナカは闇』 (小森治夫)
鈴木文熹著『地域づくりと協同組合』 (江尻彰)
池上・林・淡路編『21世紀への政治経済学』 (西堀喜久夫)
有井行夫著『株式会社の正当性と所有理論』 (森岡孝二)●第68号(1991年11月) 1000円
研究者群像 川口弘先生に聞く
特集 解剖! 企業社会ニッポン
特集によせて (編集局)
「会社本位」の構造 (奥村宏)
日本的経営の働かせ方 (熊沢誠)
フォーディズムと日本的生産システム (成瀬龍夫)
討論
用語解説
現場からの発信
学習塾の現場から (道旗一郎)
いま,学校での「労働者教育」 (柿沼昌芳)
三宅島レポート・重大な二月の村議選 (末松三郎)
若き金融マンの労働実態① (小西豊)
新連載企画の開始にあたって (編集局)
入門講座 効率万能主義は悪いこと? (二神孝一)
研究ノート 地域経済と「内発的発展」論 (芳野俊郎)
書評
梅垣邦胤『資本主義と人間自然・土地自然』 (赤間道夫)
ミリューコフ『日本経済に学べ』 (村口信夫)
山田良治『戦後日本の地価形成』 (高島嘉巳)
弁護団全国連絡会議編『過労死 KAROSHI』 (松下英爾)
新刊紹介
野沢・木下・大西編『自立と協同の社会システム』 (高山新)
基礎研だより 第14回研究大会報告と参加者の声●第69号(1992年3月) 1000円
研究者群像 早川和男先生に聞く
特集 地域再生の課題
特集によせて (編集局)
地域経済論の現状と課題 (福田善乙)
内需拡大・生活重視政策とリゾート (中谷武雄)
「えひめ瀬戸内リゾート」構想の特徴と諸問題 (鈴木茂)
地域開発における地方自治の主張 (橋本了一)
用語解説
現場からの発信
子どもの意見表明力と社会科の学力 (麻生公道)
雲仙普賢岳災害・もう一つの断面 (松下英爾)
入門講座
取引費用と流通費用 (吉田央)
質問にこたえる (二神孝一)
権利を創る 三洋電機定勤パート労働組合
書評
高須賀義博著『鉄と小麦の資本主義』 (鶴田満彦)
中村哲著『近代世界史像の再構成』 (島浩二)
植田・落合・北畠・寺西共著『環境経済学』 (池田伸)
ウルフ&レズニック著『二つの経済学』 (森岡真史)
基礎研だより
英書講読会
四国研究集会
●第70号(1992年7月) 1000円
権利を創る 全日本損害保険労働組合
特集 働きすぎ/働かせすぎ社会の構造
特集によせて (編集局)
働くものの人権と経済学の課題 (川人博)
労働時間の国際比較にみる日本社会の特質 (福島利夫)
雇用問題からみた「働きすぎ社会」 (伍賀一道)
労働市場の国際化と日木の底辺労働者 (仲野組子)
海外通信 モスクワ見聞記 (森井久美子)
現場からの発信
高齢者医療・政策・運動への一アプローチ (大松美樹雄)
構造調整の時代に (飯田太郎)
入門講座 経済循環をどうとらえるか (伊藤国彦)
論文
アメリカ電話産業における消費者保護政策の一考察 (西田達昭)
書評
ハーヴェイ著『都市の資本論』 (岡田知弘)
坂井昭夫著『日米経済摩擦と政策協調』 (小林世治)
大西広著『資本主義以前の「社会主義」と資本主義以後の社会 主義』 (菊本義治)
基礎研だより
1992年春季研究交流集会をふりかえって
ゼミ紹介 大阪第3学科-「発言せなソンソン」の気風いや増して
70号記念『経済科学通信』第61号~第70号の総目次●第71号(1992年11月) 1000円
研究者群像 浜林正夫先生に聞く
特集 企業社会の転換と文化
特集によせて (編集局)
残業およびサービス残業の実態と労基法改正の必要性 (森岡孝二)
レギュラシオン学派による「日本的労使関係」論批判 (黒田兼一)
日本型産業社会の現状と展望 (池上惇)
消費社会と文化 (角田修一)
真の「文化経済学」とは何か (大西広)
現場からの発信
構造調整下の東北農業・農村の実態 (神田健策)
入門講座 近代経済学からみたマルクス地代論 (石上秀昭)
論文
教育投資論の日本的特性 (柿沼昌芳)
森林の公益的機能と危機的状況 (落合貞夫)
海外通信 モスクワ見聞記2 (森井久美子)
海外書評 ボトモア編『マルクス主義思想辞典第2版』 (重田晃一)
書評
重森曉著『分権社会の政治経済学』 (鎌倉健)
寺西俊一著『地球環境問題の政治経済学』 (角田知生)
望田幸男・大西広著『ゆれる大人=男性社会』 (古来勝巳)
川人博著『過労死社会と日本』 (水野喜志彦)
基礎研だより
盛会に終わった第15回研究大会
ゼミ紹介 入門近代経済学
読者アンケートの結果について●第72号(1993年3月) 1000円
権利を創る 埋め立て地をなぎさ公園に
―小西和人さん(『週刊釣りサンデー』社長)にきく
特集 福祉国家,その現在と展望
特集によせて (編集局)
福祉国家の日本的特質と現段階 (横山寿一)
ドイツにおける福祉国家の動向 (小淵港)
スウェーデンの動向 (藤岡純一)
イギリス福祉国家の現在と分業原理 (柳ヶ瀬孝三)
入門講座7 経済成長と景気循環 (伊藤国彦)
現場からの発信 鉄鋼製品メーカーの現場から (松本学)
海外通信 Y先生への手紙 ―RETHINKING MARXISMの大会に参加して (角田修一)
書評
基礎経済科学研究所編『日本型企業社会の構造』 (米田康彦)
水岡不二雄著『経済地理学』 (高島拓哉)●第73号(1993年7月) 1000円
研究者群像 下山房雄先生にきく(上)
特集 企業社会の変革と人権論
特集によせて (編集局)
労働法における個人と集団 (西谷敏)
第3世代の人権論と発達研究の課題 (田中昌人)
企業社会からの自立と人権・主体形成 (二宮厚美)
討論
地域からみた医療と人権 (莇昭三)
現場からの発信 いわゆる1つの「お役所」考 (藪谷あや子)
入門講座8 「不況」の経済学 (伊藤国彦)
海外通信
ラオスで考えたこと (平野喜一郎)
レーニンとエリツィン (大西広)
書評
奥田宏司編『ドル体制の危機とジャパンマネー』 (毛利良一)
松岡寛爾著『景気変動と資本主義』 (後藤康夫)
西谷敏著『ゆとり社会の条件』 (伍賀一道)
保田芳昭編『マーケティング論』 (山西万三)
基礎研だより
1993年度春季研究交流集会開催
ゼミ紹介 企業社会を考えるゼミ
●臨時増刊 基礎経済科学研究所25周年記念号
「21世紀への挑戦 ―基礎研の4半世紀と21世紀展望―」 (1993年6月)25周年記念冊子の刊行によせて (25周年記念事業実行委員会)
基礎研25周年に思う (島恭彦)【寄稿】基礎研25周年と経済学の課題
(有井行夫/伊藤誠/奥村宏/川人博/戸木田嘉久/宮本憲一/米田康彦)【インタビュー】
「働きつつ学ぶ権利と私の経済学」 (池上惇)座談会①
基礎研の4半世紀と21世紀展望
(井内尚樹,森岡孝二,重森曉,柳ヶ瀬孝三,藤岡惇,大西広,小沢修司)海外で触れた人権の経済学と基礎研 (柳ヶ瀬孝三)
ジュリエット・B・ショアー「万国の労働者,くつろげ」 (翻訳:英書講読会)座談会②
夜間通信研究科に参加して
(小沢修司,温井賢子,高田好章,十名直喜,沼田延夫)【投稿】基礎研運動と私
(大松美樹雄/大日方聡夫/柿沼昌芳/高田好章/十名直喜/中川スミ/
中谷武雄/西田達昭・/林久和/藤木邦顕/増田晃一/水野喜志彦)【資料】
年表●第74号(1993年12月) 1000円
研究者群像 下山房雄先生にきく(下)
特集 24時間化社会
特集によせて (編集局)
24時間化社会における労働と生活 (鷲谷徹)
24時間社会と放送 (田比良敏夫)
働きすぎ社会と家族 (佐藤卓利)
論文
日本型生産システムのゆくえ (大須正明)
トヨタ生産方式と労働のありさま (千田忠男)
特別寄稿 「人間発達の経済学」によせて (島恭彦)
入門講座l 環境問題の経済学 (友野哲彦)
海外通信 ラオスで考えたこと (平野喜一郎)
国際交流 民衆経済学センターの経験―J・ショアーさんに聞く
書評
J・ショアー著『働きすぎのアメリカ人』 (有井行夫)
十名直喜著『日本型フレキシビリティの構造』 (成瀬龍夫)
基礎経済科学研究所編『戦後経済学を語る』 (山本広太郎)
藤江昌嗣著『移転価格税制と地方税還付』 (伊藤国彦)
基礎研だより 第16回研究大会 (藤岡惇)●第75号(1994年3月) 1000円
入門者のための経済学
巻頭言 回避する権利から発言する権利へ (二宮厚美)
第Ⅰ部 現代経済学の諸課題
マルクス経済学 マルクス経済学における労働の概念 (米田康彦)
近代経済学 市場経済分析のひろがり (森岡真史)
財政学 財政民主主義の現代的再生を求めて (重森曉)
労働経済学 日本労使関係と労働者の主体性・自発と強制 (光岡博美)
金融論 金融改革のもたらしたもの (伊藤国彦)
経済史 「もう一つのイギリス史像」が問いかけるもの (島浩二)
社会政策学 人権を基礎にした労働・生活分析 (横山寿一)
国際経済学 世界経済・政治経済学・地球市民社会 (関下稔)
環境経済学 環境経済研究の動向と展望 (植田和弘)
第Ⅱ部 揺れ動く日本と世界の現在―経済学の目からとらえる
バブルと円高 (松本朗)
日本型企業社会と労働時間 (森岡孝二)
ロシアはどうなる? (溝端佐登史)
第Ⅲ部 経済学・3つのススメ
統計データに親しもう (吉田央)
古典を読むことの効用 (大西広)
生涯学習のすすめ (藤岡惇)●第76号(1994年5月) 1000円
権利を創る 男女平等の最前線
―「商社に働く女性の会」越堂静子さんに聞く
特集 日米における労働時間短縮の障害
特集によせて (編集局)
資本主義と労働時間 (ジュリエット・ショアー)
『働きすぎのアメリカ人』翻訳の経過 (川人博)
『働きすぎのアメリカ人』を読んで (中川スミ)
脱テーラー主義ヘの展望について (若森章孝)
近代企業,その境界と制約 (ルイス・ヒロセ)
リプライ
日本型企業社会と性別役割分業をめぐって―大会印象記 (中川スミ)
投稿論文
時短,週休増を口実にした交替制勤務改悪の実態とその改善の方向 (奈良貞茂治)
国際交流 「今日の日本資本主義」へのコメント (ジェイムズ・オコンナー)
海外通信
南部イタリアの風土と社会(上) (高原一隆)
スウェーデンで想ったこと (温井賢子)
書評
経済学教育学会編『経済学ガイドブック』 (柳ケ瀬孝三)
木原正雄・溝端佐登史・大西広編『経済システムの転換』 (斉藤久美子)
本多淳亮・森岡孝二編『脱「サービス」残業社会』 (浪江巌)
M. J. ピオリ・C. F. セービル著『第二の産業分水嶺』 (十名直喜)
基礎研だより ゼミ紹介 福祉社会を考えるゼミ (岡崎祐司)●第77号(1994年10月) 1000円
座談会 憲法問題の政治経済学 (渡辺治 和田進 二宮厚美)
特集Ⅰ 日本型企業社会と女性
日本型企業社会を超える (大沢真理)
日本型企業社会と女性労働・家族 (中川スミ)
企業社会克服の戦略 (木下武男)
特集Ⅱ マルクスの何を引き継ぐか
マルクスにおける労働論の射程 (有井行夫)
マルクスのはじまり (角田修一)
古典としてのマルクス (森岡真史)
海外通信 南部イタリアの風土と社会(下) (高原一隆)
記念講演 経済学と人間 (水田洋)
書評
森岡孝二編著『現代日本の企業と社会』 (井上秀次郎)
基礎経済科学研究所編『文化中心社会の条件』 (後藤和子)
野村正實著『トヨティズム』 (青木圭介)●第78号(1995年4月) 1200円
権利を創る 男女平等の扉をひらく―住友系「メーカーネットワーク」北川清子さんに聞く―
特集 日本型企業社会と家族
日本型企業社会と家族 (木本喜美子)
日本の労働者の人権と家族 (宮地光子)
日本型福祉社会と家族 (佐藤卓利)
論文
90年代不況と日本経済の行方 (菊本義治)
男女賃金格差と人事考課 (黒田兼一)
研究ノート『人間発達の政治経済学』によせて
マルクスの使用価値と「固有価値の経済学」 (池田清)
近代個人主義の人間観をどう超えるか (藤岡惇)
文献案内 (藤岡純一)
誌面批評 No.77 (中谷武雄)
書評
中谷武著『価値,価格と利潤の経済学』 (鶴田満彦)
山口義行・小西一雄著『ポスト不況の日本経済』 (松本朗)
神戸大学発達科学部社会環境論研究会編『人間発達と社会環境』 (山本健慈)
基礎研だより
共同研究集会の呼びかけ●第79号(1995年8月) 1200円
特集1 阪神大震災と地域行政
神戸市都市経営の研究 (海田光平)
「大震災」を振り返る (友野哲彦)
震災直後の現場を歩く記 (末松三郎)
特集2 企業社会と経済の国際化
日本型企業システムとその転換の現局面 (十名直喜)
国際産業調整と地域経済の変容 (岡田知弘)
持続可能な発展を築くグローバル・システムとローカル・イニ シアチブ (遠州尋美)
どのような転換をはかるべきか (アイリーン・スミス)
住民が主人公の地域づくりに向けて (木村雅英)
文献案内
講演 日本型企業社会と労働組合運動の課題 (下山房雄)
戦後50年の論点
戦後社会科学―求められる50年目の反省― (大西広)
現存した社会主義の崩壊とマルクス主義の課題 (神谷章生)
「コミュニケーションの失敗」と政治経済学の課題 (柳ケ瀬孝三)
海外文献紹介 (仲野組子)
誌面批評 No.78 (林弥富)
書評
森岡孝二著『企業中心社会の時間構造―生活摩擦の経済学』
(岩城穣)
山西万三著『情報と消費の経済学』 (真部和義)
八田達夫著『消費税はやはりいらない』 (鶴田廣巳)
基礎研だより
●第80号(1996年2月) 1200円
特集
戦後50年を期に社会科学を再考し,未来を展望する研究集会
シンポジウムⅠ 戦後日本の社会科学と社会主義
日本の社会科学と市民社会論 (新村聡)
20世紀社会主義の崩壊と経済学の反省 (田中宏)
予定討論
「丸山真男」と市民社会論 (冨田宏治)
マルクスをどう考えるか (山本広太郎)
「市民社会」概念の視点とマルクス主義諸学の停頓 (鈴木富久)
中国社会主義の成立 (堀地明)
シンポジウムⅡ 戦後日本の社会システムの変容と現在
ポスト・フォード主義をめぐる社会的・政治的対抗 (後房雄)
トヨタ生産方式と労働の変容 (千田忠男)
戦後日本経済研究の新潮流 (長島修)
予定討論 戦後日本の社会システムの変容と現在 (青木圭介)
トヨタシステムの正確な評価のために (湯本誠)
阪神大震災特別シンポジウム
セッション報告
アジアの成長と変貌 (柳ケ瀬孝三)
共同性と社会科学の論理 経済民主主義研究会(大野正和)
エンゲルス没後100年 (石川雅博)
先進資本主義国の変容 (井内尚樹)
現代の企業批判 (増田和夫)
グラムシ研究のアクチュアリティー 京都グラムシ研究会(松田博)
丸山真男論の今日的意義 政治学基礎文献研究会(立石芳夫)
ロシアと中国の体制転換 比較経済体制研究会(小西豊)
戦後歴史学の50年 大阪若手歴史家グループ(堀地明)
戦後50年と日本の福祉社会 (福島利夫)
マルクス経済学と近代経済学 経済学研究会(藤本義昭)
地域管理政策と地方自治 財政研究会(只友景士)
戦後50年の美学と芸術 JSA大阪支部芸術論研究会(花房無限)
社会主義崩壊後の資本主義超克の展望
伏見唯物論研究会(高岸正司)
座談会 戦後50年・社会科学の課題と研究共同の展望
(磯崎修治 井内尚樹 大西広 岡崎祐司 小野満 神谷章生 森岡孝二 柳ケ瀬孝三 司会:森岡真史)
誌面批評 No.79 (角田知生)●第81号(1996年6月) 1200円
論文
住専・不良債権問題と不動産金融 ―土地問題論の視角から― (大泉英次)
研究者群像(第20回) 田口富久治先生にきく
特集 岐路にたつ社会福祉
社会保障の制度改革と「国民負担率」 (福島利夫)
民活福祉と社会保障の再編 (横山寿一)
公的介護保険の基本的性格と問題点 (岡崎祐司)
医療経営の変容と健康・医療保障論の課題 (大松美樹雄)
人間発達の社会福祉理論の構想 (武元勲・中井健一)
社会福祉の技術論体系の再検討―人間発達の社会福祉理論の構 想覚書Ⅰ― (中井健一)
追悼 島恭彦先生
島恭彦先生と基礎研 (柳ケ瀬孝三)
島恭彦先生の思い出 (重森曉)
書評
森岡孝二編『激論!企業社会』 (加藤哲郎)
基礎経済科学研究所編『日本型企業社会と女性』 (渡辺峻)
基礎経済科学研究所編『日本型企業社会と家族』 (木田淳子)
西田達昭著『日米電話事業におけるユニバーサル・サービス』(佐中忠司)
溝端佐登史著『ロシア経済・経営システム研究』 (小西豊)
井野隆一他編著『現代資本主義と食糧・農業』上・下(松原豊彦)
竹内貞雄著『システムと人間』 (山西万三)
坂本修・坂本福子著『格闘としての裁判』 (羽渕三良)
民主法律協会派遣労働研究会編『がんばってよかった』 (仲野<菊池>組子)
基礎研だより●第82号(1996年10月) 1200円
TOPICS
ロシア大統領選挙の政治経済状況 (溝端佐登史)
北朝鮮―亡命者急増の背景 (黒坂剛)
沖縄が問いかけているもの (徳田博人)
薬害エイズと厚生省 (松田亮三)
5%消費税と家計への影響 (土居英二)
株主総会の裏側 (大石直子)
権利を創る
市民による企業の評価運動 松丸正弁護士(株主オンブズマン)に聞く
特集Ⅰ インターネットの経済学
インターネットとマルクス・エンゲルス研究 (赤間道夫)
インターネットの経済的意義 (野口宏)
社会科学におけるインターネットの利用 (吉田央)
政治学研究にインターネットは使えるか? (小堀眞裕)
特集Ⅱ 金融システム破綻
日本経済の現段階と金融システム破綻 (向壽一)
金融恐慌は来るのか? (伊藤国彦)
書評
大谷・大西・山口編『ソ連の「社会主義」とは何だったのか』 (西岡俊哲)
内橋克人・奥村宏・佐高信編『日本会社原論』 (青木圭介)
十名直喜著『日本型鉄鋼システム』 (阿部健)
藤井治枝著『日本型企業社会と女性労働』 (黒田慶子)
二ツ森範子著『龍の子と生きて』 (吉田省二)
有井行夫・長島隆編『現代認識とヘーゲル=マルクス』 (山本広太郎)
政治学入門 制度の政治学と比較政治学 ―ローウェル・ターナーの方法 (神谷章生)
誌面批評 No.81 (佐藤卓利)
基礎研だより●第83号(1997年3月) 1200円
TOPICS
『ノーといえる中国』と中国の知識人 (孫仲涛)
21世紀の食糧問題 (江尻彰)
大阪府堺市O-157禍のなかで (黒田慶子)
知事の公告縦覧応諾後の沖縄問題 (野原全勝)
労金―合併で活性化は可能か (山西万三)
「重複立候補」を擁護する (神谷章生)
研究者群像(第21回)
大塚史学を超えて―尾崎芳治先生に聞く―
特集 企業・国家・市民社会
ポスト福祉国家政治と市民的自立 (山口定)
市民・企業・国家をめぐる英国政治の動き (小堀眞裕)
企業活動の情報公開と市民監視 (醍醐聡)
企業活動の市民監視と株式オンブズマン (森岡孝二)
大蔵省改革の課題 (横田茂)
投稿論文
資本構成と利潤率低下法則 (増田和夫)
文献案内
「戦略的」構造改革と中小零細企業問題 (芳野俊郎)
政治学入門
企業の権力,企業の民主化 (上田道明)
書評
松尾匡著『セイ法則体系』 (山崎好裕)
和田幸子著『東南アジア経済社会論』 (阪本将英)
十名直喜著『鉄綱生産システム』 (井上義祐)
兵庫県震災復興研究センター『大震災と人間復興』 (友野哲彦)●第84号(1997年6月) 1200円
TOPICS
ペルー人質事件考 (河合恒生)
北朝鮮高官亡命を見る視点 (萩原遼)
変貌するインド経済 (泉谷晃)
重油流出事故の残したもの (岡下宗男)
劣化ウラン弾発射事件 (田中三郎)
大学教員任期制法案,国会提出へ (若林靖永)
NKKの高炉再稼動 (十名直喜)
権利を創るj 731部隊研究の現在 (太田紘志)
特集 中国の香港
香港返還の歴史的意義について (佐藤進)
香港返還と中国の行方 (陳福波)
私の「香港」物語 (山本裕美)
中国本土との「経済一体化」を進める香港 (姚国利)
香港返還と「一国二制度」 (山口正之)
21世紀の中国経済を予測する (大西広)
「西の香港」めざす新彊ウイグル自治区 (アブリキム・ハサン)
構造転換に悩む瀋陽 (松野周治)
世界資本主義のなかの中国 (溝口由己)
政治学入門
「政治化された経済」の時代の政治学 (高橋肇)
現代社会批評 女性の困難 (黒田慶子)
書評
下谷政弘著『持株会社解禁』 (前田定孝)
ルネ・レモン著『フランス』 (中田晋自)
中村静治著『「資本論」と「論語」』 (日野秀逸)
J. E.ローマー著『これからの社会主義』 (松井暁)
関電人権裁判争議団『思想の自由は奪えない』 (羽淵三良)
川瀬光義著『台湾・韓国の地方財政』 (鶴田廣巳)
誌面批評 No.83 (柳原克行)●第85号(1997年10月) 1200円
TOPICS
1997年英国総選挙の結果と特徴 (小堀眞裕)
1997年フランス総選挙 (中田晋自)
NTTの民営化から12年 (高橋幸雄)
底なしの腐敗―野村証券と第一勧銀 (森岡孝二)
生協の危機と再生の課題 (金山修)
臓器移植法―多くの疑問残したまま10月より施行 (板井孝一郎)
特別寄稿
複雑性とはなにか (益川敏英)
香港返還の意味と問題 (浅井基文)
特集 新国際分業とアジア
歴史的転換期の世界とアジア経済 (和田幸子)
東南アジアの経済成長と農業・食糧問題 (樫原正澄)
国際化のなかの地域産業政策 (鈴木茂)
日本と途上国の労働者の競争関係について (小野満)
香川県東部の地場産業手袋業の歴史と課題 (橋本了一)
日本のエアゾール産業と生産の国際化 (高田好章)
書評
林毅夫・祭訪・李周 共著『中国の経済発展』 (陳力陽)
冨田宏治・神谷章生編『<自由―社会>主義の政治学』 (碓井敏正)
下山房雄著『現代世界と労働運動―日本とフランス』 (小越洋之助)
池田清著『神戸都市財政の研究』 (北野正一)
木下滋著『産業構造の変化と都市』 (平岡和久)
谷江幸雄著『ソ連経済の神話』
新刊紹介
川人博『いま人権を読む』『世界人権の旅』 (森岡孝二)
政治学入門
「情報化」の進展と世論形成 (立石芳夫)
現代社会批評
演劇的想像力と社会科学的想像力 (竹内真澄)
投稿論文
医療保険改革と日本経済の構造改革 (河野すみ子)
誌面批評 No.84 (荒木武司)●第86号(1998年4月) 1200円
TOPICS
新「日米防衛協力指針」を考える (戸田昌基)
金融ビッグバン (松本朗)
山一証券の経営破綻 (野町直彦)
「子供の性」と刑罰的規制 (佐々木光明)
「自由主義史観」の本質 (碓井敏正)
授業料の有料化と揺れるドイツの大学 (望田幸男)
権利を創るk 地域自立発展研究所 (神田浩史)
特集 規制緩和と労働
規制緩和と労働 (伍賀一道)
労働の現場と規制緩和 (千田忠男)
労働時間の規制はなぜ必要か (森岡孝二)
労基法改正と女子保護規制撤廃 (中川スミ)
米国における規制緩和と労働市場の変容 (仲野《菊地》組子)
ドイツにおける規制緩和と社会扶助 (布川日佐史)
特別寄稿
資本主義の発展段階と統合資本主義 (杉本昭七)
グローバリゼーションと地域経済 (高原一隆)
書評
千田忠男編著『労働科学入門』 (佐藤卓利)
北原勇・伊藤誠・山田鋭夫著『現代資本主義をどう視るか』 (赤間道夫)
政治学入門 都市の政治学 (柏原誠)
現代社会批評 グリーン・ツーリズムの発展可能性 (棚山研)
誌面批評 No.85 (小林世治)
基礎研だより●第87号(1998年7月) 1200円
TOPICS
合従連衡する日本の政党政治はどこへ向かっていくのか
(神谷章生)
大蔵省・日銀接待の経済学的分析 (鶴田廣巳)
『ムカつく子ども 荒れる学校』と現代の教師 (福井雅英)
世界の行政改革論議 (堀雅晴)
風雲急をつげるMAI(多国間投資協定)交渉のゆくえ (藤岡惇)
特別寄稿
21世紀のオルタナティブな発展の道―「非営利・協同」セク
ターと地域共生の可能性をさぐる― (藤田暁男)
特集 国際金融システムとビッグバン
日本の対外投資とドル高の構造 (奥田宏司)
米国の好況をめぐる諸説 (伊藤国彦)
タイの通貨危機 (西口清勝)
アジア経済危機と中国の香港 (佐藤進)
どうなる日本の金融システム (山西万三)
地域経済から見た金融ビッグバン (松本朗)
地域国民のための金融・経済改革の道 (海野八尋)
政治学入門 フランス地方分権化の政治学 (中田晋自)
現代社会批評 問題としての「男の子」 (中村正)
書評
吉信粛著『国際分業と外国貿易』 (板木雅彦)
佐々木雅幸著『創造都市の経済学』 (藤岡惇)
研究ノート
小森治夫著『日本型地域開発』の提起する諸論点
―「日本型土 地システム」概念の批判的検討を中心に― (高島嘉巳)
誌面批評 No.86 (藤田実)
基礎研だより●第88号(1998年11月) 1300円
TOPICS
「被災者生活再建支援法」の検証 (池田清)
ユーロ・コインの表と裏 (福田昭良)
北アイルランド和平―現在,過去,未来― (南野泰義)
調査開始後最悪の失業率 (伍賀一道)
環境ホルモンの危険性 (佐古井一朗)
中国ハルピンの洪水と財産保険 (吉田元)
回帰2年目の香港 (大西広)
特集 What's NPO?
福祉社会の形成と非営利協同組織 (川口清史)
特定非営利活動促進法と企業社会変革の展望 (池田直樹)
福祉国家の再建―企業中心社会を超えて (横山寿一)
福祉国家の光と影 (碓井敏正)
福祉国家の再編とジェンダー (中川スミ)
福祉観の転換と社会経済システム
―アマルティア・センの発達概念をもとに― (吉川英治)
2000年代の人材育成戦略―公正・文化・環境を配慮した社会を 目指して― (モンテ・カセム)
現代社会批評 映画鑑賞の弁証法 (平野喜一郎)
政治学入門 「政治的なるもの」への挑戦―フェミニズムから政治学へ (世登和美)
投稿 近代家族論と歴史の進歩 (遠山日出也)
研究ノート 経済学の始まり (中谷武雄)
書評
基礎経済科学研究所編『地球時代の政治経済学』 (関下稔)
大西広著『環太平洋諸国の興亡と相互依存』 (浦坂純子)
小川紀著『後発国と国家資本主義―20世紀「社会主義」とは何 だったか』 (松尾匡)
基礎研だより●第89号(1999年3月) 1300円
TOPICS
沖縄問題の現在 (亀山統一)
議員立法による基本法制の改正と法制審議会 (後藤雅貴)
生命保険契約の締結および給付金・保険金支払いの実際 (森井久美子)
「国益」とは何か―江沢民主席来日発言の波紋 (菅谷音)
台湾「三合一」選挙と「新台湾人」 (陳緋)
98年秋,韓国をゆるがした「一事件」 (中村福治)
イタリアの政局変動 (岡林信一)
赤緑連立政権の船出―1998年ドイツ連邦議会選挙を振り返って (中谷毅)
特集 不況のゆくえ
世紀末世界経済の深層と21世紀への曙光 (関下稔)
アジア危機の原因と展望―回復は今年から― (大西広)
韓国経済の構造改革とその行方 (趙容来)
ロシア金融危機と経済政策の動向 (溝端佐登史)
平成不況に見る循環と構造 (岩下有司)
百貨店業界に吹き荒れるリストラの嵐 (落合修二)
世界大恐慌論の問題点 (増田和夫)
投稿論文
資本主義の「極限の発展=未来社会への移行」について (梅垣邦胤)
父子家庭における仕事と家事の両立問題 ―経済的問題を中心に― (山田亮)
現代社会批評
メディア王マードックの日本上陸とユニバーサルアクセス権
―スポーツ争奪戦の行方― (森川貞夫)
政治学入門
ドイツ政治学の最近の動向 ―ラディカル派の議論を中心として― (北村浩)
書評
岩田勝雄編『21世紀の国際経済』 (細居俊明)
角谷新一・西山賢一・御園謙吉『経済・経営系学生のためのエクセル入門』 (佐々木潤子)
森田成也著『資本主義と性差別』 (青柳和身)
誌面批評 No.88 (柳ケ瀬孝三)
基礎研だより
●第90号 (1999年7月) 1300円
TOPICS
「地域振興券」の動向と問題点 (橋本了一)
'99年度税制改正の概要 (増田晃一)
薬害再発の温床―厚生省の外圧利用の規制緩和策 (尾内康彦)
徳島・吉野川第十堰問題の現段階 (しおまねき)
非核港湾条例は違法ではない (太田紘志)
北朝鮮の人権問題が問いかけるもの (山田文明)
<特集>中小企業の挑戦
アメリカ経済における中小企業の役割 (水津雄三)
不況打開に挑戦する中小企業のネットワーク化について
―大阪での小・零細企業の経験から― (井内尚樹)
ナニワ企業団地金属加工工場の現状 (芳野俊郎)
ものづくりグループからの報告
(a) ナニワ企業団地協同組合 NUP (川合晴夫)
(s) 関西中小工業協議会 WIC (河村道男)
(d) きづがわグループネットワーク KGN (石倉昇)
(f) 東大阪金属加工グループ HIT (長谷川哲夫)
長島精工の技術移転とアジアの経済発展 (木下英雄)
投稿論文
山田盛太郎『日本資本主義分析』の原像 (中根康裕)
第二次世界大戦後の日本経済 ―『国民経済計算年報』に見る日本経済― (福永清二)
政治学入門
第9回 カナダの多文化主義(Multiculturalism)
―政策的発展と政治的・社会的インパクト― (柳原克行)
現代社会批評
第7回 改革開放が生み出した中国新社会「エリート」 (菅谷音)
書評
基礎経済科学研究所編『新世紀市民社会論』 (石井潔)
井上義祐著『生産経営管理と情報システム』 (十名直喜)
松村文武・藤川清史著『“国産化”の経済分析』 (安藤哲生)
細井克彦・林昭・千賀康利・佐藤春吉編『大学評価と大学創造』 (高野良一)
関下稔・石黒馨・関寛治編『現代の国際政治経済学』 (和田幸子)
三井マリ子著『男を消せ!』 (世登和美)
誌面批評
No.89 (小野満)
基礎研だより (高田好章 増田晃一)●第91号 (1999年12月) 1300円
TOPICS
インドネシア情勢への視点 (和田幸子)
日本の景気回復は本当か? (増田和夫)
「日の丸・君が代」法制化と「個性尊重」の「教育改革」 (森島渉)
革新足立区政の歴史的意義 (宮下武美)
敦賀原発事故の意味するもの (永田忍,福永清二)
阪神・野村フィーバーの考察 (宮崎幹朗)
<特集>「市民社会」を問う
特集「『市民社会』を問う」によせて (森岡真史)
日本型企業社会論と新世紀市民社会論 (大西広)
市民社会,国民国家,グローバリゼイション (碓井敏正)
サイド・エフェクトとしての市民社会化 ―意図せざる革命としての市民社会への課題設定― (神谷章生)
企業改革と市民 ―奥村宏氏の提起を受けて― (森岡孝二)
国家に依存した日本型企業社会を解体する2つの道 (藤岡惇)
「新世紀市民社会」論とジェンダー (中川スミ)
市民運動にYes! 「市民社会」論にNo! (小林世治)
「市民社会」とは何なのか (高田好章)
「不法滞在」外国人と市民社会 (山田亮)
討論 土地問題と日本再生
平成大不況・土地本位制からの脱出 ―≪日本再生トータルプラン≫― (山本孝則)
「土地問題」解決とトータルな「日本再生」 ―山本孝則著『日本再生トータルプラン』の検討― (高島嘉巳)
超越的「資本主義批判」の帰結と教訓 ―高島嘉巳氏の拙著批判を読んで― (山本孝則)
投稿論文
高度情報社会におけるWTO体制下での電気通信事業の国際提携
―外資系事業者の日本市場への参入戦略― (永松利文)
政治学入門
第10回 シティズンシップの政治 (岡野八代)
現代社会批評
第8回 保守勢力に対抗する戦略的要としての「シングル単位論」 (伊田広行)
書評
鈴木茂著『産業文化都市の創造』 (十名直喜)
伍賀一道著『雇用の弾力化と労働者派遣・職業紹介事業』 (長井偉訓)
八尾信光著『資本主義経済の基本問題』『再生産論・恐慌論研究』 (後藤康夫)
後藤和子著『芸術文化の公共政策』 (小森治夫)
今村仁司著『近代の労働観』 (北川健次)
誌面批評
No.90 (鎌倉健)
基礎研だより (小野満・藤岡惇)●第92号 (2000年4月) 1300円
TOPICS
東海村臨界事故 (福永清二)
国立大学の独立行政法人化 (若林靖永)
中国のWTO加盟 ―米中合意が成立― (中本悟)
チェチェン紛争とロシアの世論 (溝端佐登史)
コソボ情勢 (泉谷晃)
<特集>「市民社会」の周縁
高齢者の福祉問題と「市民社会」論 (横山寿一)
市場の中の「弱い個人」 (佐藤卓利)
部落の変化と問題解決の到達段階 (奥山峰夫)
今日における請負労働者の活用実態と問題点 (白井邦彦)
浮遊化・棄民化する若者と日本資本主義の今日 (宮内拓智)
変化の中の中学校 (高村貢)
ドメスティック・バイオレンス問題の現状と課題 (雪田樹理)
中国残留孤児と生活保護 (中原雄一郎)
周縁から「市民」を問う在日朝鮮民族 (笠井弘子)
特別寄稿
世紀末不況の本質とオルタナティヴ (金子勝)
政治学入門
第11回 量的分析の政治学 (広本政幸)
現代社会批評
第9回 子供,青年の健康 (千賀康利)
投稿論文
アジア金融危機の中国への影響とその教訓 (趙国慶)
書評
鈴木茂・大西広・井内尚樹編『中小企業とアジア』 (多田憲一郎)
北村裕明著『現代イギリス地方税改革論』 (川瀬光義)
パレッシュ・チャトパディヤイ著『ソ連国家資本主義論』 (大西広)
宮内拓智著『戦後流通のダイナミズム』 (保田芳昭)
中本悟著『現代アメリカの通商政策』 (田村考司)
高増明・松井暁編『アナリティカル・マルキシズム』 (松尾匡)
誌面批評
No.91 (青木圭介)●第93号 (2000年8月) 1300円
TOPICS
2000年総選挙 ―激動の予兆を感じた選挙結果― (神谷章生)
日本の財政赤字と代替戦略 (鶴田廣巳)
東京都の「銀行税」 ―その功罪― (佐々木潤子)
有珠山噴火と防災研究 (植田達郎)
沖縄とサミット (小出由美)
オーストリア情勢 (馬場優)
援助という仕事 ―東ティモールから― (泉谷晃)
<特集>環境・市民・公共事業
21世紀の環境問題と社会経済システム (植田和弘)
長良川河口堰による環境破壊と建設省の責任 (粕谷志郎)
徳島・吉野川第十堰問題その後 ―住民投票からポスト住民投票へ― (K・U)
公害被害者とともに進める環境再生のまちづくり (傘木宏夫)
環境評価の方法 ―航空機騒音を対象に― (友野哲彦)
グリーン調達の進展とISO 14001認証取得の「ドミノ倒し現象」 (佐古井一朗)
遺伝子組み換え作物と地球環境問題 (江尻彰)
環境の世紀における将来社会構想 ―脱物質化革命で雇用と仕事が変わる― (佐々木建)
エゴからエコへ ―「自己」の拡張と人間の発達― (藤岡惇)
政治学入門
第12回 丸山眞男と「自己内対話」 (冨田宏治)
現代社会批評
第10回 新たな社会システムへむけて ―愚か者の合理性― (藤山英樹)
書評
石田和夫・安井恒則・加藤正治編『企業労働の日英比較』 (十名直喜)
大橋範雄著『派遣法の弾力化と派遣労働者の保護』 (伍賀一道)
神野直彦・金子勝編『「福祉政府」への提言』 (大松美樹雄)
松尾匡著『標準マクロ経済学』 (越智泰樹)
武藤一羊著『ヴィジョンと現実』 (松田和男)
誌面批評
No.92 (赤間道夫)
基礎研だより (高橋信一)●第94号 (2000年12月) 1300円
TOPICS
憲法調査会 (永田秀樹)
そごう問題の教訓とゆくえ (落合修)
ゼロ金利解除 (伊藤国彦)
増税への動き (増田晃一)
介護保険を越えて「福祉を創る」 (上掛利博)
医療事故と「安全性の考え方」 (大松美樹雄)
少年犯罪について ―学校側の視点― (高村貢)
朝鮮半島南北首脳会談 (山田文明)
<特集>福祉国家の可能性
社会保障と税財政問題 (藤岡純一)
NPMと福祉国家の変容 ―イギリス地方自治体の実践例から学ぶ― (山本隆)
「福祉国家」と社会福祉をめぐる若干の考察―社会福祉の歴史的社会的性格と現代の福祉改革― (岡崎祐司)
変化の中の福祉国家と市民社会 ―家族主義的福祉国家をめぐる論点― (神谷章生)
グローバリゼーションと福祉国家の展望 ―イアン・ゴフの新著序文から― (柳ヶ瀬孝三)
貧困・社会的排除との闘いの新局面と21世紀「福祉国家」の課題 (小沢修司)
投稿論文
公害健康被害補償制度の改正について (阪本将英)
政治学入門
第13回 福祉の行政学 ―介護保険制度をめぐる地方政府の動向― (水谷利亮)
現代社会批評
第11回 年金者組合の挑戦 ―もう一つの高齢者運動団体― (水野喜志彦)
書評
仲野組子著『アメリカの非正規雇用』 (伍賀一道)
梅本哲世著『戦前日本資本主義と電力』 (渡哲郎)
宮田和保著『資本の時代と社会経済学』 (今井祐之)
岩井浩・福島利夫・藤岡光夫編『現代の労働・生活と統計』 (佐藤卓利)
池上惇・森岡孝二編『日本の経済システム』 (高田好章)
阪本将英・田坂節子著『こどもの経済学』 (笠井弘子)
伊田広行著『21世紀労働論』 (笠井弘子・藤岡惇)
大西勝明・井上照幸・山下東子著『日本のビッグ・インダストリー 情報通信』 (長島修)
誌面批評
No.93 (池田清)
基礎研だより (柳ケ瀬孝三)●第95号 (2001年4月) 1300円
<特集>20世紀マルクス経済学:回顧と展望
特集によせて (森岡真史)
経済学の方法におけるヘーゲル主義と実証主義 (角田修一)
ヒルファディングとルカーチ
―20世紀マルクス主義における労働論的認識批判原理の喪失― (有井行夫)
唯物論的歴史観における意識の位置と意義 ―所有と規範概念を中心にして― (宮田和保)
マルクス解読 (揚武雄)
20世紀経済学の回顧 ―価値論論争史― (米田康彦)
数理マルクス経済学の到達点と課題 (松尾匡)
20世紀マルクス経済学の軌跡と理論の現実性 (関根猪一郎)
20世紀のマルクス経済学と新世紀の課題 (大西広)
「政治の科学」の軌跡と遺産 ―戦後マルクス主義政治学の一断面― (神谷章生)●第96号 (2001年8月) 1300円
TOPICS
「ユニクロ」快進撃の秘密 (小野満)
USJは大阪経済の起爆剤になるか (斎藤彰英)
教科書問題の危険な動向 (岩井忠熊)
生保の政治献金禁止を求める社員代表訴訟 (野町直彦)
諫早湾干拓問題は何を訴えているのか (池田清)
中国の生態環境と植樹 (北川秀樹)
大きく対立するアメリカ景気の見方 (岩下有司)
<特集>ポスト企業社会を探る
労務管理をめぐる動向と21世紀の課題 (黒田兼一)
ポスト日本型企業社会とジェンダー ―公平性・平等性を前提にした新たな共同の枠組みへ― (石田好江)
男性中心社会をどう改革するか (森岡孝二)
福祉国家の内実:分権・自治・参画そして自己決定
―デンマーク・ミュン市の高齢者福祉の聴き取り調査から― (佐藤卓利)
「IT革命」と,「企業社会」の解体と再編成 (井上秀次郎)
コンピュータシステムの変遷とIT労働者 (高野雅章)
こうすれば持続可能な日本ができる ―アジェンダの提案― (藤岡惇)
討論
本誌94号 神谷論文についての疑問 (森岡孝二)
森岡氏の批判に応えて (神谷章生)
投稿論文
韓国の住宅再開発事業と低所得住民支援政策 ―ソウル市の事例を中心に― (朴赫緒)
政治学入門
第14回 政治哲学の復権と価値の多元性 (伊藤恭彦)
現代社会批評
第12回 「IT革命」狂想曲 (増田和夫)
書評
足立基浩・大泉英次・橋本卓爾・山田良治編『住宅問題と市場・ 政策』 (高島嘉巳)
碓井敏正・大西広編『ポスト戦後体制への政治経済学』 (宮田和保)
重森曉著『分権社会の政策と財政』 (佐々木雅幸)
誌面批評
No.95 (北村洋基)
基礎研だより (小野秀生)●第97号 (2001年12月) 1300円
TOPICS
同時テロと不況の「深刻化」 (小谷崇)
大国主義・暴力をめぐる反グローバル化NGOの論争 (藤岡惇)
「民主化後」の東南アジアの難題 ―インドネシアの事例によせて― (和田幸子)
タオル産業のセーフ・ガード発動要請が投げかける問題 (松本朗)
日本の警察は米国の一諜報機関か? (田中三郎)
安心と自由の学校を ―附属池田小事件から考える― (北川健次)
<特集>環境の思想と実践
サステイナビリティの政治経済学 (宮本憲一)
価値論のポテンシャル ―ジェンダー差別・環境問題・地域通貨― (梅澤直樹)
環境論と価値論 ―アマルティア・センを手がかりとして― (吉田文和)
アマルティア・センにおける環境と価値 (吉川英治)
環境の倫理について
人間-自然の対立から環境の社会的倫理へ (牧野広義)
地域からサステイナビリティ社会を創る (藤井絢子)
ボン合意と資金供与メカニズム (大島堅一)
投稿論文
『近代知の地平の超克』論の批判のために (宮田和保)
現代社会批評
第13回 企業別労組と企業内専制の現代的日本的特質 (鈴木富久)
政治学入門
第15回 「新しい政治」とエコロジスト政党 (畑山敏夫)
書評
中村哲編著『「経済学批判要綱」における歴史と論理』 (梅垣邦胤)
森岡孝二・杉浦克己・八木紀一郎編『21世紀の経済社会を構想する』 (松井暁)
松尾匡著『はるかさんとラピート君の入門今どきの経済』 (西淳)
佐々木雅幸著『創造都市への挑戦 産業と文化の息づく街へ』 (金武創)
Information Asian Business & Management(ABM)ジャーナルの発刊に寄せて (十名直喜)
誌面批評
No.96 (十名直喜)●第98号 (2002年4月) 1300円
TOPICS
WTOドーハ閣僚会議宣言と多難な新ラウンド (中本悟)
BSE(狂牛病)と日本の畜産業 (樫原正澄)
公的資金再注入の是非を考える (山西万三)
ダイエーの再建の今後 (落合修)
青木建設の経営破綻 (野町直彦)
新光美術の偽装倒産との闘い (長谷川長昭)
市町村合併が自治体財政にもたらすもの (川瀬憲子)
<特集>テロ・報復戦争後の世界
テロ・報復戦争と現代資本主義,社会科学の課題 (環洋一)
アメリカにとっての2001年9月11日 (森岡孝二)
戦争が答えではない (小杉功)
同時多発テロ以来の英国政治の動き (小堀眞裕)
新彊,インドネシア,湾岸,アフガン ―アメリカ覇権衰退の流れで捉える― (大西広)
投稿論文
社会的費用論と制度について (阪本将英)
現代社会批評
第14回 少女たちのサバイバル ―少女たちはなぜ「浜崎あゆみ」に惹かれるのか― (黒田慶子)
政治学入門
第16回 国際貿易のゲーム論的政治分析 ―途上国による対先進国貿易協調のモデル― (劉吟衡)
書評
松尾匡著『近代の復権』 (森岡真史)
大谷禎之介著『図解 社会経済学』 (宮田和保)
後藤和子編『文化政策学』 (中谷武雄)
渡辺治著『日本の大国化とネオ・ナショナリズムの形成』 (神谷章生)
松本朗著『円高・円安とバブル経済の研究』 (伊藤国彦)●第99号 (2002年8月) 1300円
TOPICS
有事関連法案 (永田秀樹)
メディア規制三法案 (青山賢治)
株主提案の新しい動き (野町直彦)
北朝鮮脱出者の実情と中国政府への提言 (山田文明)
2002年フランス大統領選挙 (中田晋自)
アルゼンチン通貨危機の発生と「解決」の方向 (竹内勉)
<特集>「構造改革」とは何であったか
日本型企業社会と産業・企業システムの再編成 (十名直喜)
地域経済における不況打開の試み ―仕事おこし事例と地域再生軸の検討― (芳野俊郎)
戦後日本の金融システム ―変遷と展望― (山西万三)
現代日本企業社会の歴史的位置 (長島修)
構造改革を経済史的にみると (渡哲郎)
今次不況分析からの問題提起はなにか ―春季研究交流集会での報告をうけて― (松本朗)
現代社会批評
「文化の時代」について (中谷武雄)
政治学入門
批判的政治学の可能性は見えたか? ―「政治学入門」16回の軌跡を振り返って― (神谷章生)
研究ノート
企業改革の経済学 ―森岡孝二『日本経済の選択』を読む― (鶴田満彦)
書評
藤岡純一著『スウェーデンの財政 分権型福祉社会』 (伊藤正純)
重本直利著『社会経営学説 ―企業経営学から市民経営学へ―』 (稲木隆憲)
小森治夫著『ゼミナール女性学 + 男性学』 (石田好江)
三土修平,大西広編『新しい教養のすすめ 経済学』 (西淳)
奥田宏司著『ドル体制とユーロ,円』 (横田綏子)
誌面批評
No.97 (友野哲彦)
●第100号 (2002年12月) 1300円
<特集>『経済科学通信』第Ⅱ世紀へ
民主主義的共同研究・学習をめざして 第0号~第10号 (重森曉)
基礎研夜間通信大学院の発足をめぐって 第11号~第20号 (中谷武雄)
学界状況を反映した論争中心の編集 第21号~第30号 (大西広)
共同研究と編集のメッセージ性 第31号~第40号 (赤間道夫)
「構造転換」の分析を通じて新たな理論構築へ 第41号~第50号 (横山寿一)
編集局の裏方から 第51号~第60号 (梅原英治)
労働過程研究から企業社会批判へ ―ソ連・東欧崩壊を背景に 第61号~第70号 (森岡真史)
本誌の集団的討論から生まれた日本型企業社会論 第71号~第80号 (森岡孝二)
資本主義と市場の生命力、東アジアの明暗への注目 第81号~第90号 (藤岡惇)
市民社会論とポスト企業社会論の交錯 第91号~第99号 (神谷章生)
100号記念メッセージ
人間発達を保障する労働と自立支援ネットワーキング (池上惇)
お祝いと期待 (柴垣和夫)
3つの課題 (菊本義治)
今後の経済学の課題 (小谷 崇)
新たな発展を期待 (成瀬龍夫)
「生活賃金(リビング・ウエイジ)」論の展開を (中川スミ)
「関係性の経済学」の構築を (福田善乙)
一度きりの人生を有意義に (小野満)
『通信』編集作業を経験して (佐々木潤子)
歴史の岐路で迎えた『通信』100号 (岡宏一)
表紙イラスト作成の思い出 (川本浩)●第101号 (2003年4月) 1300円
NEWSを読み解く
変化の中のアメリカ世論 ―対イラク戦争の社会的背景― (大西広)
日本銀行と金融政策のあり方 (三谷進)
<特集>デフレ不況下の地域経済
ものづくりから地域経済の活性化を考える ―東大阪市を事例に― (井内尚樹)
現地からのリポート① 今治・タオル美術館から (越智逸宏)
現地からのリポート② 川之江・製紙業 (宇高昭造)
現地からのリポート③ 明浜町・無茶々園 ―その歩みと活動― (片山元治)
デフレの進行とグローバリゼーション ―「経済財政白書」をてがかりに― (松本朗)
投稿論文
ホームヘルパーと医療行為 ―その現状と課題― (奥津文子・赤澤千春)
座談会
「通信」100号と今後の課題
書評
磯辺俊彦著『共(コミューン)の思想 農業問題再思考』
小沢修司著『福祉社会と社会保障改革』
久留間健著『資本主義は存続できるか』
誌面批評
経済科学通信100号の奇跡から学ぶべきものは何か (十名直喜)●第102号 (2003年8月) 1300円
NEWSを読み解く
SARS対策のこれから (尾内康彦)
第3回世界水フォーラムが残したもの (神田浩史)
イラク戦争中・後のアメリカ (大西広)
<特集>持続可能な地域づくり
市町村合併は地域経済の再生をもたらすか (岡田知弘)
合併の財政問題 ―交付税措置を中心に― (武田公子)
市町村合併と離島航路 ―愛媛県中島町営汽船の場合― (小淵港)
過疎の村からのリポート ―自治の倦怠か― (城道徹二)
住基ネットと「もう一つのネットワーク」,そして地方自治 (黒田充)
市町村合併をめぐる小規模町村型と大都市型の現段階 (初村尤而)
投稿論文
市民事業におけるジェンダー構造 ―ジェンダー問題を不可視にする市民事業の理念― (石田好江)
書評
ディアドラ・N・マクロスキー著/赤羽隆夫訳『ノーベル賞経済学者の大罪』
中村芳昭監 東京税財政研究センター編『税務行政の改革』
青木圭介著『現代の労働と福祉文化』
誌面批評
第101号「特集 デフレ不況下の地域経済」を読んで (掛章孝)
基礎研だより
2003年春季研究交流集会●第103号 (2003年12月) 1300円
NEWSを読み解く
WTOカンクン会議の決裂について (和田幸子)
脱北者救済こそ政治の緊急課題 (山田文明)
大学非常勤講師運動の前進を (江尻彰)
鹿児島国際大学事件 (重本直利)
<特集>持続可能な地域づくり
労働と生活の変容とベーシック・インカム構想 (小沢修司)
シングル化社会の行方とわたしたちの対応
―<スピリチュアル・シングル主義>的発想から― (伊田広行)
ホームレス支援の新しい風 (中嶋陽子)
シンポジウム
日米の企業社会を考える ―『窒息するオフィス』を手がかりに―
(森岡梨香・成瀬龍夫・青木圭介・スコット・ノース・森岡孝二)
アメリカの派遣労働に対する闘い (仲野(菊池)組子)
ホワイトカラーっているのか? (山田亮)
研究ノート
情報資本主義をどうとらえるか ―北村洋基『情報資本主義論』を考える― (野口宏)
勤労・実践を捉えかえす学び(1)
美の鑑賞と放浪のなかに人間発達のカギをみる
―窪島誠一郎さんの「信濃浪漫大学」構想にふれて― (北川健次)
書評
レスター・ブラウン著/福岡克也監訳『エコ・エコノミー』
碓井敏正編『教育基本法「改正」批判』
千田忠男著『現代の労働負担』
上田道明著『自治を問う住民投票』
大野正和著『過労死・過労自殺の心理と職場』
伊原亮司著『トヨタの労働現場』
岡田知弘他編『市町村合併の幻想』
大西広著『グローバリゼーションから軍事帝国主義へ』
誌面批評
第102号「特集 持続可能な地域づくり」について (川瀬憲子)
基礎研だより
第26回研究大会報告 (梅原英治)●第104号 (2004年4月) 1300円
NEWSを読み解く
二大政党化状況をめぐる諸論点 (高橋肇)
脱北者問題をどう見るか (嚴敞俊)
インドのムンバイで第4回世界社会フォーラム (藤岡惇)
<特集>大阪の活力と魅力
大阪の活力と魅力 (糸川精一)
大阪の歴史と発展の要素 ―各方面グレードアップのための地道な試みを― (斎藤浩)
どっこい生きている!活気あふれる大阪千林商店街 (遠州尋美)
自治研究活動にみる大阪の活力 ―「白書」づくり運動を中心に― (織原泰)
大阪経済の現状と再生への手がかり (桑原武志)
参考 統計で見る大阪
書評
大西広・矢野剛編『中国経済の数量分析』
D.ドーリング,S.シンプソン編著/岩井浩・金子治平・近昭夫・杉森滉一監訳
『現代イギリスの政治算術 ―統計は社会を変えるか―』
横山寿一著『社会保障の市場化・営利化』
佐中忠司著『クラウン・ディペンデンシーのテレコム史 ―英国チャンネル諸島とマン島の事例研究―』
勤労・実践を捉えかえす学び(2)
「現場研究者」をめざした私の歩み ―高校教師から在野研究者へ― (小島昭道)
誌面批評
第103号「特集 労働と生活の変容」 ―ホワイトカラーの働きすぎをめぐって― (千田忠男)●第105号 (2004年8月) 1300円
NEWSを読み解く
厚生年金・退職給付システムと勤労者の生活保障の変容
―市場原理と社会保険・社会保障制度改革のベクトルのゆくえ― (大松美樹雄)
法人化後の国立大学 (大西広)
米国の肉牛産業とBSE問題 (江尻彰)
<特集>文化の社会科学
特集「文化の社会科学」をめぐって (中谷武雄)
人間発達の経済学と固有価値の視点 (池上惇)
社会文化とは何か ―過剰資本と市民管理― (中村共一)
文化芸術振興基本法後の文化政策の課題 (小川幹雄)
創造性と都市に関するヨーロッパ最新事情 ―文化政策と都市政策の交差をめぐって― (後藤和子)
グローバリゼーションと文化・芸術 ―「生活の芸術化」の発展諸段階と21世紀への展望― (後藤宣代)
投稿論文
中小企業における創造的破壊の一考察 (用丸るみ子)
書評
ハンス・イムラー著(栗山純訳)『経済学は自然をどうとらえてきたか』
デイヴィッド・スロスビー著(中谷武雄・後藤和子監訳)
『文化経済学入門 ―創造性の探究から都市再生まで―』
池上惇著『文化と固有価値の経済学』
稲葉振一郎著『経済学という教養』
勤労・実践を捉えかえす学び(3)
上田自由大学と基礎研と (田中幸世)
誌面批評
104号の特集「大阪の活力と魅力」を読んで (井内尚樹)●第106号 (2004年12月) 1300円
NEWSを読み解く
映画『華氏911』とアメリカの大統領選挙 (藤岡惇)
米軍ヘリ墜落事件 ―または主権不在の証明― (亀山統一)
断裂景気 (増田和夫)
国民不在の郵政民営化 (藤田安一)
<特集>「最強」の名古屋
愛知経済の「強み」と「弱み」 (佐々木雅幸)
中小企業の元気は地域経済活性化の源 (鋤柄修)
愛知県の地域経済・地域開発と財政 (山田 明)
グローバル市場化のなかの中部経済圏と日本政治の課題 (高橋肇)
名古屋圏の産業と経営文化 ―「名古屋的経営」とその近代ルーツへのアプローチ― (十名直喜)
企業戦略と「企業福祉」 ―トヨタにおける事例から― (桜井善行)
近代知多地方の企業勃興と資産家活動 (橋口勝利)
「最強」名古屋経済の問題点 ―人間発達の地域経済学視点から― (井内尚樹)
投稿論文
中国都市住宅改革の特徴 ―改革・開放政策の始動期を中心に― (余勁)
書評
施鳳江・王新農主編/土肥民雄訳
『変貌する現代資本主義とその歴史的運命 ―マルクス主義の経済理論と現代資本主義―』
碓井敏正著『グローバル・ガバナンスの時代へ ―ナショナリズムを超えて―』
国庫助成に関する全国私立大学教授会連合編『私立大学の未来 改革と展望』
藤岡惇著『グローバリゼーションと戦争』
勤労・実践を捉えかえす学び(4)
「還暦=取締役解任」が人生の新たなスタートに (諸橋博)
誌面批評
105号の特集「文化の社会科学」を読んで (吉田省二)●第107号 (2005年4月) 1300円
NEWSを読み解く
「京都体制」の隠し絵 (田中雄三)
為替取引税などの導入で飢餓と貧困の半減をめざそう
―欧州と非同盟運動が協力して新サミットの開催へ (藤岡惇)
最近の原油高をめぐって (環洋一)
ブッシュ再選とアメリカの「使命」 (新岡智)
阪神・淡路大震災と住宅・まちづくりの理想
―ラスキン,モリスの思想を手がかりに (池田清)
<特集>情報資本主義!?
ポスト冷戦の段階規定と21世紀型危機
―南克己「ネット・マルクス」論に寄せて (後藤康夫)
情報資本主義とはどのような資本主義か (北村洋基)
会場ディスカッション 後藤 VS 北村 VS 会場参加者
技術と社会システムの関係についての理解を深めるために (大西広)
資本主義の独占段階と情報技術
―後藤康夫氏,北村洋其氏の報告によせて (渋井康弘)
投稿論文
資本蓄積・労使関係の現代日本的特質と過度労働の諸問題 (中根康裕)
書評
武田公子著『ドイツ自治体の行財政改革 ―分権化と経営主義化―』
槌田洋著『分権型福祉社会と地方自治』
池上惇・中谷武雄共著『知的所有と文化経済学
―知的財産権文化が変革する現代経済―』
大西広編『中国特需 ―脅威から救世主へと変わる中国―』
勤労・実践を捉えかえす学び(5)
「働きつつ学ぶ」から「働きつつ教え学ぶ」へ
―大学で始めて講義をして思ったこと,考えたこと (高田好章)
誌面批評
106号の特集『「最強」の名古屋』を読んで (荒木國臣)●第108号 (2005年8月) 1300円
NEWSを読み解く
中国東北振興戦略について (松野周治)
「少子化」の何が問題とされねばならないか? (浅野富美枝)
ライブドア問題とは何だったのか?
―論点整理と対立軸の明確化― (内藤友紀)
ライブドアとニッポン放送の大量株取得問題 (野町直彦)
ニートについて (山田亮)
<特集>格差社会の中の階級
階級社会・企業社会・市民社会・福祉国家 (角田修一)
格差社会の中の階級 ―福祉国家と階級― (渡辺雅男)
階級・市民社会・日本の労資 ―グラムシの階級論から― (鈴木富久)
資本主義的蓄積とジェンダー
―ボーヴォワール的視点からの『資本論』再検討― (青柳和身)
格差社会の深化と新自由主義 (林彌冨)
投稿論文
都市経営論の反福祉的側面と福祉論的意義 (高島拓哉)
書評
チャールズ・ランドリー著/後藤和子監訳
『創造的都市 ―都市再生のために道具箱―』 (鈴木茂)
Leo Panitch=Sam Gindin著/渡辺雅男訳
『アメリカ帝国主義とはなにか』 (森井久美子)
誌面批評
107号の特集「情報資本主義!?」を読む (野口宏)●第109号 (2005年2月) 1300円
NEWSを読み解く
外交問題としての憲法問題 (大西広)
靖国問題の「原点」 (三土修平)
日本の9.11は何をもたらしたか ―小泉劇場の総選挙を考える― (神谷章生)
横田めぐみさんの遺骨DNA鑑定は正しかったか (宗川吉汪)
米軍再編 ―米軍が「宇宙・地球規模攻撃軍」を設置した意味― (藤岡惇)
<特集>北海道の地域と経済
北海道特集にあたって (神谷章生)
町村の立場からみた道州制と自治 (北良治)
町村の立場からみた道州制と自治 (宮谷内留雄)
「道州制」と北海道経済の可能性 (小田清)
JR北海道の今日 (宮田和保)
投稿論文
人事労務管理者と労働組合リーダーのための大学院
―もう一つのMBA,「労使関係・人事労務管理」修士― (黒田兼一)
書評
遠州尋美著 『グローバル時代をどう生きるか
―自立コミュニティが未来をひらく―』 (西川芳昭)
中村共一編著 『市民にとっての管理論―公共性の再構築 ―』 (青柳和身)
西川芳昭・伊佐淳・松尾匡編著
『市民参加のまちづくり【戦略編】―NPO・市民行政の取組から―』
『市民参加のまちづくり【事例編】―参加とリーダーシップ・自立とパートナーシップ―』 (遠州尋美)
玄幡真美著 『仕事における年齢差別』 (森岡孝二)
勤労・実践を捉えかえす学び(6)
市民社会フォーラムの活動報告 ―学問・運動・市民の言論空間― (岡林信一)
誌面批評 108号
二つのコメント (青木圭介)
●第110号 (2006年6月) 1300円
NEWSを読み解く
偽装景気 (増田和夫)
誰も望まないイラン攻撃の帰結 (形岡亮太郎)
SNSにおけるコミュニケーションと情報評価 (梶原太一)
<特集>人間発達の経済学の継承と発展
特集解題:人間発達の経済学の継承と発展 (中谷武雄)
人間発達の経済学の到達点と課題
―『人間発達と公共性の経済学』(桜井書店)をめぐって― (森岡孝二)
「人間発達の経済学」をどう発展させるか
―唯物論的アニミズム(=弁証法)の世界観のうえで― (藤岡惇)
「人間発達の経済学」とマルクス・労働運動・セン (石川康宏)
人間の全面的発達理論
―マルクス経済学の西側経済学に対する優越性― (許崇正/編集局 訳)
書評
スーザン・ジョージ著/杉村昌昭・真田満訳
『オルター・グローバリゼーション宣言』 (十川泰成)
社会経営学研究会編『関係性と経営 ―経営概念の拡張と豊富化―』 (細川孝)
角田修一著『「資本」の方法とヘーゲル論理学』 (山本広太郎)
稲葉振一郎著『「資本」論 ―取引する身体/取引される身体―』 (森本壮亮)
勤労・実践を捉えかえす学び(7)
「ゼミナール」の大切さと楽しさ (小野満)
誌面批評 109号
現実調査と古典研究 二つの基礎に深く根ざした基礎研を創ろう (藤岡惇)●第111号 (2006年9月) 1300円
NEWSを読み解く
ラテン・アメリカの政治・経済動向をどうみるか (山崎圭一)
アメリカのカルチャー・ウォー最前線
―ブッシュ「女性に対する戦争」の性格― (後藤宣代)
動き出した公益通報者保護制度 (森岡孝二)
「耐震偽装問題」についての一考察 (池田清)
<特集>職場の人権
「職場の人権」の今日 (熊沢誠)
労働法制の大改正は何をもたらしつつあるか (脇田滋)
ホワイトカラー・エグゼンプションの導入論議をめぐって
―労働時間の規制外しは「終わりなき労働」の法認― (森岡孝二)
<小特集>現代思想の課題
現代倫理と史的唯物論
―ロールズ、セン、ハーバーマスとマルクス― (牧野広義)
友愛原理と公共圏 (中村浩爾)
書評
田中宏著『EU加盟と移行の経済学』 (藤原克美)
橘木俊詔著『企業福祉の終焉―格差の時代にどう対応すべきか―』 (桜井善行)
森岡孝二著『働きすぎの時代』 (岡宏一)
岡田知弘著『地域づくりの経済学入門―地域内再投資力論―』 (岩佐和幸)
森岡真史著『数量調整の経済理論』 (菊本義治)
勤労・実践を捉えかえす学び(8)
自己解体を繰り返すことに恥じない
―協力社会にこそ新たな価値を見い出す学びの社会を― (色平哲郎)
誌面批評 110号
『人間発達の経済思想』にむけて (増田和夫)●第112号 (2006年12月発行) 1300円
NEWSを読み解く
世界平和フォーラムと北朝鮮の核実験 (藤岡惇)
教育基本法「改正」の意味するもの (碓井敏正)
北朝鮮「経済改革」は今後20年続く
―朝鮮社会科学院経済研究所長に聞く― (大西広)
<特集>切り崩される社会保障
特集にあたって (佐藤卓利)
焦点の生活保護
―主として行政運用、最低生活保障水準についての現状と課題― (吉永純)
社会福祉の「準市場化」と「市場個人主義」 (岡崎祐二)
これからの社会保障とベーシック・インカムの可能性 (小沢修司)
障害者のエンパワーメントの課題と性的コミュニケーションへの自由をめぐって (神谷章生)
社会保障の市場化に対する従来型批判の克服と諸課題 (大松美樹雄)
グループホームの現場から介護制度の改革を考える
―認知症高齢者と家族の願いに応えるために― (平野次郎)
投稿論文
教師の意地可能性と研修 (北川健次)
研究論文
ヒックスからマルクスへ ―市場史と人口史の交錯― (青柳和身)
研究ノート
21世紀世界像と経済理論 ―角田修一編『社会経済学』を読む― (後藤康夫)
書評
近昭夫・岩井浩・福島利夫・木村和範編著
『現代の社会と統計―統計にもつよい市民をめざして―』 (御園謙吉)
小森治夫著『地域開発政策における公共事業の財政問題』 (菊地裕幸)
中村浩爾著
『民主主義の深化と市民社会―現代日本社会の民主主義的考察―』 (牧野広義)
二宮厚美著『憲法25条+9条の新福祉国家』 (形野清貴)
勤労・実践を捉えかえす学び(9)
「文化政策・まちづくり大学院大学」設立を目指してのお願い (池上惇)
誌面批評
「特集・職場の人権」(第111号)を読んで (浪江巖)●第113号 2007年4月発行 1300円
NEWSを読み解く
6カ国協議と問題解決への道 (山田文明)
北朝鮮経済に関する最新情報 (大西広)
アメリカの住宅バブル (大井達雄)
ガバナンス支援における今後の課題
ボスニア・ヘルツェゴビナの事例から (泉谷晃)
<特集>憲法と経済
安倍政権の政治課題と憲法改正問題 (上田勝美)
「憲法改正」をねらう安倍晋三の思想とスタイル (石田徹)
「新憲法草案」と東アジアの中の日本 (石川康宏)
「憲法9条は今が旬」,その6つの理由 (藤岡惇)
法哲学的視野の中の憲法改定 (中村浩爾)
投稿論文
所得税と支出税 ―最適課税論の観点からの分析― (大畑智史)
日本の高度経済成長期における自動車産業発展の背景 (大西一弘)
読書ノート
資本は性に中立(ニュートラル)か
―二宮厚美著『ジェンダー平等の経済学』(新日本出版社)を読んで― (中川スミ)
『現代金融と信用理論』『金融グローバリゼーションの理論』
信用理論研究学会編(大月書店、2006年) (増田和夫)
誌面批評
書評「特集 切り崩される社会保障」 (中井健一)●第114号 2007年9月発行 1300円
NEWSを読み解く
自民党の勝ち方負け方 ―2007年参院選を考える― (神谷章生)
山形大学学長選考をめぐる異常事態について (品川敦紀)
日本軍「慰安婦」問題が問いかけていること (方清子)
竹島=独島から考える領有権問題と「竹島密約」 (大西広)
宇宙の戦場化への道を開く宇宙基本法案の上程 (藤岡惇)
<特集>持続可能な社会へ
持続可能な社会の実現に向けて ―エネルギー問題をどうするか― (深尾正之)
早急な対策が必要なエネルギー・環境問題
―基礎研2007年度春季研究交流集会に参加して― (八尾信光)
地球温暖化問題と持続可能な8点についての一考察 (阪本将英)
規範哲学から見た地球温暖化問題 (碓井敏正)
研究論文
文化産業の発展と著作権問題の現代的展開 (中谷武雄)
投稿論文
最適資産課税についての一考察 (大畑智史)
読書ノート
小森治夫『府県制と道州制』 (藤田安一)
書評
伊佐淳・松尾匡・西川芳昭編著
『市民参加のまちづくり【コミュニティビジネス編】―地域の自立と持続可能性―』 (藤田暁男)
ハーマン・E・デイリー著/新田功・蔵本忍・大森正之共訳『持続可能な発展の経済学』 (服部寿子)
勤労・実践を捉えかえす学び(10)
市民の大学を創る ―京都自由大学の試みから― (重本直利)
誌面批評
「特集 憲法と経済」 ―『経済科学通信』113号を読んで― (澤野義一)●第115号 2007年12月発行 1300円
NEWSを読み解く
EU憲法条約案の批准失敗を乗り越えてEUはどこへいくのか (田中宏)
新潟中越沖地震と史上初の原発震災 (立石雅昭)
国債問題 (大島哲平)
<特集>人間発達南京会議
マルクスの全面的人間発達論と生産力の成長 (許崇正)
経済学的分析における人間 (曾啓賢)
経済分析における人間について (許興亜)
マルクス経済学の人間学的、生態学的特徴 (劉思華・方時コウ[※1])
自主連合労働システムと社会主義における人間の全面的発達 (李炳炎)
基礎研「人間発達論」の継承と革新 (大西広)
地域振興と持続可能な社会の樹立 (佐中忠司)
経済学における人間と所有の関係 (山本広太郎)
市民社会と主体形成 (中村浩爾)
ドラッカー (揚武雄)
K.マルクスとA.センの不平等論と人間発達論 (新村聡)
人間発達と経済学 (増田和夫)
人間発達と日本における芸術文化行政の課題 (田中幸世)
日本社会に残る草の根保守主義について (吉田省二)
知識生産と知的所有権 (木下英雄)
投稿論文
アソシエーション社会の可能性について (八尾信光)
学会動向
島根県立大学に世界5大陸15ヶ国のマルクス経済学者が集う! (大西広)
書評
重田澄男著『マルクスの資本主義』 (赤間道夫)
碓井敏正著『グローバリゼーションの権利論』 (青木圭介)
D.K.シプラー著/森岡孝二・川人博・肥田美佐子訳
『ワーキング・プア―アメリカの下層社会―』 (中野裕史)
南有哲著『民族の理論』 (松尾匡)
呂イ[※2]編著/成瀬龍夫監訳『大学財政―世界の経験と中国の選択―』 (三上和夫)
勤労・実践を捉えかえす学び(11)
現代の課題を見すえたホリスティックな学びの場をたずねて
―サティシュ・クマールとシューマッハーカレッジ― (谷川佳子)
誌面批評
『経済科学通信』114号「特集 持続可能な社会へ」を読んで (南有哲)[※1] コウは【女】偏に【交】 [※2] イは【火】偏に【韋】
●第116号 2008年4月発行 1300円
NEWSを読み解く
「自殺大国」日本の苦悩 (湯本誠)
9条世界会議 (新倉修)
チャベスと毛沢東
―東アジア型発展とチャベスのベネズエラとの距離について― (大西広)
<特集>「人間発達の経済学」の革新
特集解題 (小沢修司)
人開発達の経済学における知的所有の視点 (池上惇)
「労働の社会化論」から見た人開発達の経済学 (富沢賢治)
アソシエートした諸個人の生成と発展 (大谷禎之介)
中国における「人開発達の経済学」研究の歴史と現状 (許崇正)
人開発達の経済学と『資本論』 (森岡孝二)
「人開発達の経済学」南京会議から学んだもの (大西広)
人開発達の経済学における理論と実践の希離 (中村浩爾)
森を造ると雲が浮かび,土壌を肥やすと平和が築ける
―「人間発達の経済学」の発展方向を考える― (藤岡惇)
人開発達と経済学(Ⅱ) (増田和夫)
<並行セッション報告>
主体形成論 ―どのような人間を形成するか (中村浩爾)
人開発達と社会主義 ―どのような社会を形成するか① (碓井敏正)
資本主義とジェンダー ―どのような社会を形成するか② (中村美樹子)
ベーシック・インカムと人開発達 ―どのような社会を形成するか③ (小沢修司)
経済学における人間像 ―どのような社会を形成するか⑤ (山本広太郎)
技術と人開発達 ―人開発達の条件と必然性① (野口宏)
人開発達とケータイ資本主義 ―人開発達の条件と必然性② (重本直利)
人開発達と農業・食料 ―人開発達の条件と必然性③ (樫原正澄)
人開発達と格差・労働環境 ―人開発達の条件と必然性④ (櫻井純理)
グローバリゼーションと人開発達 ―発達保障論① (和田幸子)
エンパワーメント論の進化
―障害者の性、リプロダクテイブ・ヘルス、市場化社会 ―発達保障論② (神谷章生)
人開発達を促す社会,教育のあり方を制度面から探る ―発達保障論③ (藤岡惇)
自由論題「資本主義の分析モデル」 (松尾匡)
読書ノート
大谷禎之介編著『21世紀とマルクス―資本システム批判の方法と理論―』 (角田修一)
家内労働者の福祉の向上に捧げた生涯と思想
―神尾京子『家内労働の世界』(学習の友社・2007年)によせて― (高野剛)
岡田知弘&大和田一紘&あきる野市政を考えるみんなの会
『市民による市民のための合併検証―あきる野市の実態が示すもの―』 (田村彰紀)
書評
牧野広義・藤井政則・尼寺義弘著
『現代倫理の危機―倫理学、スポーツ哲学、経済哲学からのアプローチ―』 (中村浩爾)
中本悟編『アメリカン・グローバリズム―水平な競争と拡大する格差―』 (新岡智)
牧野広義著『現代倫理と民主主義』 (藤田隆正)
藤田隆正著『新・倫理考―「分かち合い」の 発見―』 (牧野広義)
ロパート・R・ウィリアムズ編/中村浩爾・牧野広義・形野清貴・田中幸世訳
『リベラリズムとコミュニタリアニズムを超えて―ヘーゲル法哲学の研究―』 (形野清貴)
勤労・実践を捉えかえす学び(12)
自分自身の「リニューアル」のために (竹田伸雄)
誌面批評
誌面批評「特集人開発達南京会議」を読んで (吉田淳一)
読者の声
第50号~ 第60号~ 第70号~ 25周年記念号 第80号~ 第90号~ 第100号~