〔基礎研ミニ研究会〕スピーナムランド制度とベーシック・インカム
Ⅰ日時:6月9日(土曜日)14:00~17:00
Ⅱ会場:京都市職員会館かもがわ、第1会議室
京都市中京区土手町通夷川上る末丸町284 TEL075-256-1307
京都市役所から徒歩10分または京阪丸太町駅から徒歩5分
かもがわのHP http://www.kyotocity-kouseikai.jp/kamogawa/
*参加費無料、参加申し込み不要
(会場の席数には限りがありますので、足りない場合はご迷惑をおかけします。ご了承ください。)
Ⅲ報告者とコーディネーター
廣重準四郎:スピーナムランド制度とその歴史的背景
小沢修司:スピーナムランド制度とベーシック・インカム
青柳和身:コーディネーター兼司会
*廣重氏は福井高専教授であり、氏の「一連の論考は日本語で読めるスピーナムランド制の優れた研究である」(山森2009、161)と評価されています。
Ⅳ参考文献
小沢修司2009「ベーシック・インカムとスピーナムランド制」『京都府立大学学術報告(公共政策)』第Ⅰ号
廣重準四郎1985「スピーナムランド制度成立の基礎構造」『西洋史学』139
―――――1989「産業革命期イギリスにおけるスピーナムランド制度の展開(1),(2)」『經濟論叢』(京都大学)143(1)~(2-3)
ポラニー、K 1975『大転換』東洋経済新報社(103~138頁)
山森亮2009『ベーシック・インカム入門』光文社
(50音順)
Ⅴミニ研究会の主旨
最近ベーシック・インカム論への関心の高まりとともに、かつてイギリス救貧法の歴史の研究の一部として、専門領域の研究者のみに関心を寄せられていたスピーナムランド制度が新たな関心の下に注目されています。この研究会ではスピーナムランド制度成立の歴史的背景をきちんと捉えた上で、最近のベーシック・インカム論の視点からはどのように評価されるのかについて検討したいと思います。特に本源的蓄積・産業革命期に制度的に提起され、現代において再び注目される理由について考察してみたいと思います。
(文責 青柳)