基礎経済科学研究所編
『世界経済危機とマルクス経済学』
2011年3月18日発行、定価2,600円+税
目次第Ⅰ部 世界経済危機はなぜ起こり、どう続いているか
第1章 現代の恐慌の特徴を考える―通貨制度の変遷を軸として―(松本朗)
第2章 2008年アメリカのバブル経済循環の崩壊(中本悟)
第3章 国際的過剰貨幣資本と世界金融経済危機(徳永潤二)
第4章 国際金融危機における過剰な貨幣資本蓄積の原理的考察―擬制資本運動と国際通貨国特権との関連で―(吉田真広)
第5章 金融危機から経済危機へ―日・米・アジア貿易の経路による波及―(秋山誠一)
第Ⅱ部 マルクス経済学の優位性―近代経済学との対峙―
第6章 『資本論』と『帝国主義論』で解決済みの今次経済危機(大西広)
第7章 経済危機をめぐる欧米マルクス派―近代経済学批判から政治経済学の深化へ―(塚本恭章)
第8章 危機を招いた近代経済学とは何か―批判の対象と方法―(伊藤国彦)
第9章 21世紀型危機からネット新世界への主体・歴史・理論―資本主義の「解体と止揚」の始まり―(後藤康夫)
第Ⅲ部 金融投機化と蓄積至上主義への対案
第10章 金融の投機化と金融規制・金融危機管理(米田貢)
第11章 社会的責任金融・国際的責任金融と金融ユニバーサルデザイン―『資本論』から探る金融の公共性―(紀国正典)
第12章 過剰資本を解消する道(1):定常・発展型経済へ(北野正一)
第13章 過剰資本を解消する道(2):大幅一斉賃上げ策について(北野正一)
第14章 雇用崩壊と経済再生の道(森岡孝二)