2021年度春季研究交流集会 「米中『新冷戦』の行方とポストコロナのベーシックインカム」 -開催のお知らせ-

一部地域で緊急事態宣言が解除されるなど、新型コロナの感染状況は全国的に少しずつ改善の兆しが見える一方で、変異株の拡大傾向や関東首都圏を中心に感染者数が下げ止まるなど、依然として予断を許さない状況が続いています。また、十分な感染対策が可能な会場の確保も困難となっております。
そのため、前回ニュースで報告いたしました通り、3月27日(土)と28日(日)の春季研究交流集会はオンラインで開催いたします。オンラインは地理的な課題もクリアでき、春集会への参加も比較的容易になっています。万障お繰り合わせのうえ、ぜひともご参加ください。
ただし、自宅からzoomアクセスが困難な方もおられますので、東京と京都については会場を設け、zoomでの配信の模様を会場で視聴できるハイブリッド方式での開催といたします。感染防止の観点から、各会場とも入場者数を制限します。会場での視聴を希望される方は先着順としますので、京都会場は本部事務局まで、東京会場は東京支部事務局までご連絡ください。
なお、両日午前中には分科会セッションが設けられていますが、同じ会場で複数のセッションを視聴することができませんので、ご注意ください。

◆視聴会場
A:京都会場「市民大学院セミナー室(成徳学舎)」
〒600-8433 京都府京都市下京区繁昌町290
※京都会場は15名まで入場・視聴可
27(土)午前の「労働分科会」、27(土)昼休憩時の所員集会、28(日)午前の「自由論題K」、両日共通セッションが視聴できます。office@kisoken.orgへ、前日までに申込

※東京会場は12名まで入場・視聴可27(土)午前の「労働分科会」、27(土)昼休憩時の所員集会、28(日)午前の「自由論題T」、両日共通セッションが視聴できます。なお、27(土)午前の「数理マルクス」は慶応大・大西研究室で視聴が可能です。
hamudos@asahi.email.ne.jpへ、3月24日(水曜)までに申込(大学に事前申請するため締切厳守、氏名と所属もお知らせください。特にご所属のない場合は基礎研所員でもOKです)

※京都および東京会場で紙媒体の資料が必要な方は、事前申込の際に合わせてご連絡ください(1日分につき資料代1000円)。当日印刷はできませんので、必ず事前に申し込んでください。

≪第1日目≫
分科会セッション(9:30~12:30)
◆第1分科会「数理マルクス経済学」
※慶応大・大西研究室でも視聴できます
報告1:李晨(所員/桃山学院大学)「階級コンフリクトと経済成長」
報告2:吉井駿也(慶應義塾大学)「前近代帝国主義の最適人口戦略–捕食者・被食者モデルと奴隷調達・国内搾取」
報告3:上西雄太(元慶應義塾大学・院)「『負の所得税』と現実の再分配政策」
司会:大西広(所員/慶應義塾大学)

◆第2分科会「労働問題」
※京都・東京双方の会場でも視聴できます
報告1:高田好章(所員)「コロナ禍における働き方の現実と問題点」
報告2:松浦章(所員/兵庫県立大学)「AI化コロナ禍におけるテレワークと財界の雇用戦略」
報告3:松田和男(所員)「グラムシの有機的知識人論に学ぶ-日本の民主化のために労働運動と基礎研運動との架橋を目指して」
司会:高田好章

昼休憩時・所員集会(12:30~13:45)
※京都・東京双方の会場でも視聴できます
※所員集会のご案内は次ページ参照

共通セッション(14:00~17:00)
テーマ「ポストコロナ社会におけるベーシックインカム」
※京都・東京双方の会場でも視聴できます
開催趣旨:森本壮亮(所員/立教大学)
報告1:本田浩邦(所員/獨協大学)「ベーシックインカムと経済政策の争点」
報告2:福島利夫(所員/専修大学・名)「日本型生活様式の見直しとベーシックインカム」
報告3:小沢修司(理事長/京都府立大学・
名)「ベーシック・インカムとベーシック・サービス」
司会:森本壮亮

≪第2日目≫
分科会セッション(9:30~12:30)
◆第1分科会「自由論題T」
※東京・慶応大学でも視聴できます
報告1:前島賢土(所員/獨協大学・非常勤)「日本のホワイトカラー犯罪研究の紹介」
報告2:矢田和雄(『経済』を読む会)「社会的孤立・孤独死はなぜ多発するようになったのか─自助・共助・公助では解決しない社会構造─」
報告3:西惇(『経済』を読む会)「情報論と学力論(仮)~情報科学で教育学的学力論を考える試み~」
司会:森谷一夫(所員)

◆第2分科会「若手研」
※オンラインでのみ参加できます
報告1:田添篤史(所員/三重短期大学)「キャッシュレス経済の現状と課題」
報告2:金江亮(所員/桃山学院大学)「経済成長・格差・少子高齢化」
報告3:瀬野陸見(所員/京都大学)「国民皆保険制度は本当に持続的か」司会:瀬野陸見

◆第3分科会「自由論題K」
※京都・市民大学院でも視聴できます
報告1:田中與念子(所員)「社会福祉実践から見たベーシック・インカム」
報告2:原田佳子(所員/美作大学)「学校給食の仕組みと食品ロス発生の関係」
報告3:中谷武雄(所員/市民大学院)「ラスキンと文化経済学」

昼休憩(12:30~14:00)
共通セッション(14:00~17:00)
テーマ「米中『新冷戦』の行方」
※京都・東京会場の双方でも視聴できます
開催趣旨:山下裕歩(所員/獨協大学)
報告1:平野健(所員/中央大学)「現代アメリカのグローバル蓄積体制と中国」
報告2:厳成男(所員/立教大学)「米中覇権争いの性質と展望―米中デカップリングの可能性と中国の対応―」
報告3:大西広(所員/慶應義塾大学)「先発/後発帝国主義の自由貿易/ブロック経済選択ゲームとしての米中摩擦」
司会:山下裕歩

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