東京支部研究会-きそけんブック・レビュー東京 ONLINE読書会(1/23)

東京支部では新しい試みとして「きそけんブック・レビュー東京 ONLINE読書会」を企画しました。これはいわば「雑談以上、研究会未満」というイメージのものです。新刊・旧刊を問わず、特に印象に残っている本を紹介し、それをもとに自由に議論しようという主旨です。その第1回を以下の要領で行います。興味のある方は気軽に参加下さい。

第1回日程:2023年1月23日(月) 19:00~21:00
オンライン(zoomにて開催)

・本田浩邦(所員・獨協大学):カート・ヴォネガット『プレイヤー・ピアノ』(ハヤカワ文庫、2005年、原著は1952)

20世紀アメリカ文学を代表する作家の一人・ヴォネガットの最初の長編。あらかじめプログラムされた音をくりかえし送りだす自動機械のプレイヤー・ピアノさながらに、すべての生産手段が自動化され、すべての人間の運命がパンチ・カードによって決定される世界を描く。

・原田佳子(所員・美作大学):川北稔『砂糖の世界史』(岩波ジュニア新書、1996年)

茶や綿織物とならぶ「世界商品」砂糖にスポットをあて、大航海時代・植民地・プランテーション・奴隷制度・三角貿易・産業革命など近代史の流れをダイナミックに描く。

・原田收(所員):エドウィン・ブラック『弱者に仕掛けた戦争』(人文書院、2022年、原著は2003)

ナチのホロコーストで膨大な数の人びとの生命を奪った優生思想は、アメリカにおいていかに暴走を始めたのか。圧倒的な調査力で収集した事実に基づきアメリカ(ドイツとのつながりを含め)の優生学運動の全貌を描く。

・司会:田井勝(所員)

<ZoomのURL等>
https://us02web.zoom.us/j/81644620881?pwd=TlQya2lNUHJzaUM4Qy9ZQ2IyOFNQQT09

ミーティングID: 816 4462 0881

パスコード: 516389

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