春季研究交流集会開催のお知らせ

春季研究交流集会は予定でどおり、開催いたします。なお、懇親会とエクスカーションにつきましては、中止いたします。
下記掲載の「新型コロナウイルス感染症の対応について」と「懇親会および被災地視察エクスカーションの取り止めについて」をご確認下さい。
 
 

参加者のみなさんへ

現地実行委員長 後藤康夫
新型コロナウィルス感染症の対応について


新型コロナウィルス感染症への対応として、下記の対策を実施します。ご理解、 ご協力、宜しくお願いいたします。
・ アルコール消毒液 は、「コラッセふくしま」の入り口1階ロビーと、会場の4階廊下においてあります。しっかり 手を 消毒し てください。
・ 咳・発熱のある方は、入室をご遠慮ください。
・ 入室時は、マスクを着用し、 座席は、 スペースを 1 メートル程度開けて お座りください。なお、マスクのない方は、 入り口受付で、現地実行委員 にお伝えください。マスクを配布します(お一人 あたり、 1 日 1 枚)。
・ 「ひとつの 報告 とその質疑 」 が終了した ところで 、 換気のため、 ドアを開け、5 分程度の換気を行 います。
・ なお、現地実行委員会 が 、マイク、 ドアノブ 、 テーブル等の除菌を 随時 行います 。
なにか、お気づきの点などありましたら、現地実行委員会に ご連絡 ください。

 

 
懇親会および被災地視察エクスカーションの取り止めについて

3 月 21 日、 22 日と「コラッセふ くしま」にて当研究所の春季研究交流集会 ・シンポジウム、 また 22日の午後には 当研究所 企画の 「経済系 4 学会共催 一般公開シンポジウム」を開催 し、 3 月 21 日夜に は懇親会を、 23 日に は 被災地 視察企画を考え 、現地実行委員会(後藤康夫委員長) が 準備を進めていた ところでした。「 新型コロナウィルス 」 の 国内拡大のリスクが広がって きて おり、先日、その対応をめぐって 当研究所は理事会を開催し、 懇親会ならびに 被災地視察 企画は取り やめ る ことになりました。
というのは、懇親会では 、 立食・ビュッフェ形式で はなく、 円卓への着席、個別給仕方式で 、 参加者が 「濃厚接触」するリスクをできるだけ排除する工夫をしていた わけですが、なにぶん 2 時間近くの間、 閉鎖空間で 会食を することは 、やはり 感染リスク が低くはないと判断せざるをえません。
また、被災地視察 については、 マイクロバス 1 台に長時間乗り合わせて関連地域や施設を回 り、 浪江町の吉田町長様にはご挨拶をいただき、 三浦広志 さまをはじめ 関係のみなさまには現地の説明をしていただく 予定にしており ましたが 、 たとえ 参加者に マスク着用をお願いする に しても、 これまた長時間にわたり、密室閉鎖空間となり、やはり感染リスクは低くはないと判断せざるを得ません。
もちろん、「コラッセふくしま」での研究交流集会 ・基礎研シンポジウム(21日午後)と 経済系 4 学会共催の公開シンポジウム (22日午後 は、感染防止 対策 を行い、 開催 します 。「 3 ・ 11 」 から 9年 を迎え た今日、「復興オリンピック」という掛け声には惑わされず 、科学者の社会的責任を果たそうと いう気持ちには変わりはありません。突然の懇親会ならびに エクスカーションの中止で 、参加を心待ちにしてホテル予約などの準備をしていたみなさま 、エクスカーションでの説明をご予定いただいていた 三浦広志さま にはご迷惑とご無礼をおかけすることになりますが、なにとぞご理解いただきますようお願いいたします。

 

 
 
 
【日 時】2020年3月21日(土)・22日(日)
【場 所】コラッセふくしま(福島県福島市三河南町1番20号)
【資料代等】2000円(学生等:1000円)
※エクスカーションを除く全日程参加の場合
【懇親会】5000円(学生等:2000円)※3/21夜
 
日程表
第1日目・21日≫
テーマ別分科会(9:30-12:00)
第1分科会「自由論題
報告1:佐中 忠司(広島大学・名)
「利潤率の動向性  数理的分析」
報告2:高田 好章(所員)
「オーラルヒストリー『新時代の「日本的経営」』、派遣労働はどう語られたか」
司会:藤岡 惇(立命館大学・名)
 
第2分科会「数理マルクス」
報告1:金江 亮(桃山学院大学)
「AI化と労働価値説」
報告2:田添 篤史(三重短期大学)
「資本主義下における技術進歩の方向性に関する検討-日本経済を例として」
司会:大西 広(慶應義塾大学)
 
共通セッション (13:00-16:50
テーマ:「世界のなかの『3・11フクシマ』」
司会:後藤康夫(福島大学、政治経済学・現代資本主義論)
報告1:佐藤 恭子(スタンフォード大学、社会学・科学技術社会論)
「世界の核被害と福島-民主主義を生きるには-」
報告2:羽生淳子(カリフォルニア大学バークレー校、考古学・文化人類学)
「環境問題と人権問題からみた福島-農家と消費者の視点から-」
報告3:藍原寛子(フリージャーナリスト)
「グローバルヒバクシャとフクシマをつなぐ―その終わらない旅、そして運動-」
報告4:梁 姫淑(大学非常勤講師、日韓比較文学)
「外国人コミュニティ形成と支援活動 ―グローバル市民社会への展望―」
 
第2日目・22日≫
・テーマ別分科会(9:30-12:00)
第3分科会「自由論題
報告1:藤岡 惇(立命館大学・名)
「AI・宇宙戦争と原発の未来 ――「希望の惑星2030」構想の前提を整えるために」
報告2:伍賀 一道(金沢大学・名)・井口 克郎(神戸大学大学院人間発達環境研究科)
「廃炉・除染作業の労働者供給システムと健康管理 ― 福島第一原発の事例」
報告3:大西 広(慶應義塾大学)
「左翼排外主義としての香港デモ—-中国という存在のもたらした東アジア的特殊」
司会:佐中忠司(広島大学・名)
 
特別分科会
テーマ:「後藤康夫・後藤宣代編『21世紀の新しい社会運動とフクシマ』出版記念」
報告1: 阿部 泰宏「「フクシマの映画」から考える
「3・11震災から東京五輪までのコンティニュイティ(連続性)」
報告2:鈴木 正一
「集団ADR打ち切りと「浪江原発訴訟」」
報告3:中里 知永
「立ち上がった被災者のNPO-土着型の「野馬土」と協働型の「市民放射能測定室たらちね」に聞く-」
報告4:山田耕太
「放射能からこどもを守る医療生協運動 -「核の公害(核害)」の街で生きる- 」
 
臨時総会(12:00-13:00)
 
共通セッション (13:00-16:50)(4学会共催、企画:基礎研)
テーマ:「ふたたび福島で考える-3・11から10年を前にして-
司会:八木 紀一郎(前摂南大学長、京都大学名誉教授、経済理論学会前代表幹事、社会経済学・経済思想史)
報告1:広渡清 吾(東京大学名誉教授、ドイツ法・比較法社会論)
「フクシマと科学者の社会的責任」(日本学術会議元会長)
報告2:山川 充夫(福島大学名誉教授、日本学術会議連携会員、帝京大学地域活性化研究センター員、経済地理学・地域経済学・福島復興学)
「ふくしま復興グランドデザイン再考」(日本地域経済学会会長)
報告3:藤本 典嗣(東洋大学国際学部教授、福島大学うつくしまふくしま未来支援センター客員教授、経済地理学・都市システム論)
「除染集約型復興政策と避難区域縮小-福島原発事故における予算制約原理の貫徹」(経済地理学会)
報告4:河村 哲二(法政大学教授、政治経済学・アメリカ経済論・グローバル資本主義論)
「日本の『二重の危機』からの社会の再生と政治経済学の課題」(経済理論学会代表幹事)
 

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