中国社会科学院マルクス主義研究院余斌研究員講演会のご案内

 

中国社会科学院マルクス主義研究院余斌研究員講演会のご案内

 

 この間、ドイツと中国の『資本論』研究者の書物が日本国内で続けて発行になっています。ひとつはミヒャエル・ハインリッヒの『『資本論』の新しい読み方』堀之内出版で、先日来日されていました。そして、もう一冊が余斌(YU BIN)氏の『さあ「資本論」を読んでみよう』こぶし書房です。余斌氏は中国社会科学院のマルクス主義研究院の研究者でこの本は一般市民向けに『資本論』を易しく解説したものですが、単に易しく解説しただけではなく、中国の現実を『資本論』で解説しているというところが特徴です。これは現実の中国が資本主義分析の書物である『資本論』で分析できることを示しており意味深です。中国社会科学院マルクス主義研究院の多くの研究者たちは現実の中国の「資本主義的」矛盾を厳しく批判しており、そうした文脈で出版されているものと思われます。
 そのような趣旨で、単に『資本論』研究の講演会としてではなく、中国の矛盾をよくよく理解するための研究会として多くの方々のご参加を期待します。
 なお、本研究会は、基礎経済科学研究所東京支部、社会主義理論学会と科学研究費補助金「中国特色社会主義の多角的研究」プロジェクトの共催、こぶし書房の協賛で開催されます。
 なお、参加者には若干の参加費をいただきます。ご理解ください。

 

 

共済:基礎経済科学研究所、社会主義理論学会 etc
日時 2015年4月26日(日)午後2時より
会場 慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A会議室
報告 余斌(中国社会科学院マルクス主義研究院) 『さあ「資本論」を読んでみよう』について
コメント 角田史幸(秀明大学)、荘厳(秀明大学)、瀬戸宏(摂南大学)

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