2013年春期交流集会、エクスカーションのご案内

日時:2013年3月16日(土)、17日(日)

会場:コラッセふくしま 多目的ホール

主催:基礎経済科学研究所、日本学術振興会アジア研究教育拠点事業

助成:福島大学学術振興基金

 

全体テーマ:「人間の安全な発達保障とコミュニティ」

資料代(参加費):1,000円(学生等500円)

懇親会費:4,000円(学生等2,000円)

 

プログラム

全体テーマ:「人間の安全な発達保障とコミュニティ」

<第1日目>

13:00-17:00 共通セッションⅠ

      「核と人類は共存できるか:3・11から2年、あらためて人間の安全な発達保障を考える」

     第1部 基調講演

       司会:後藤康夫(福島大学、福島)

       報告1:山田舜(元福島大学長、福島県原爆被害者協議会会長、福島)

           「ヒロシマからフクシマへ―被爆と被曝の体験から―」

       報告2:ニディア・リーフ(おばあちゃんたちの平和旅団、ニューヨーク)

           「同じ地球に生きる私たち-9条は世界が必要としている」※通訳あり

 

     第2部 パネル・ディスカッション

       司会:後藤宣代(福島県立医科大学、福島)

       パネリスト1:山田舜(福島)

       パネリスト2:ニディア・リーフ(ニューヨーク)

       パネリスト3:藤岡惇(立命館大学、京都)

              「『戦争ができる国』づくりとフクシマ-原発が軍事攻撃されるとどうなるか」

       パネリスト4:乗松聡子(Peace Philosophy Cen-tre主宰、カナダ・バンクーバー)

              「福島と沖縄、『棄民』政策と市民の力-原発事故3年目に入って」

 

17:30- 懇親会

(ホテル福島グリーンパレス、レストランこけし)

 

<第2日目>

10:00-12:00 平行セッション

並行セッションA:「運動論」

コーディネータ:倪卉(京都大学・非)

報告1:大西広(慶応義塾大学)

「労働組合指導部に問われているのは成功事例から真面目にまなぶこと」

報告2:藤田明史(立命館大学・非)

「松川事件と現代-人間発達と人権の視点から」

報告3:小野満(基礎研所員)

「1957年阿武山原子炉(大阪・茨木市)設設置反対運動に学ぶ」

 

並行セッションB:「公平と平等」

コーディネータ:増田和夫

報告1:新村聡(岡山大学)

「カール・マルクスとアマルティア・セン平等論」

報告2:増田和夫(京都経済短期大学)

「災害時の非常電力問題-被災時障碍者支援の観点から」

報告3:清水伸子(兵庫柔整専門学校・非、神戸大学・非)

篠原眞紀子(甲南女子大学・非)

「障がいのある人たちからの創出~南相馬からの実践より~」

報告4:大和田ゆみこ

「南相馬 現場からの報告」

 

並行セッションC:「震災復興」

コーディネータ:中谷武雄

報告1:中谷武雄(基礎研理事長)

「新しい経済学:アダム・スミスの人間学と経済学」

報告2:池田清(神戸松蔭女子学院大学)

「災害復興学:復興の思想、政策、まちづくり」

報告3:広原盛明(元龍谷大学)

「大震災カタストロフィーの復興理論(試論):国土・都市計画の変遷を通じて」

報告4:北野正一(兵庫県立大学・名)

「東北の震災復興-人間復興の意味について」

 

並行セッションD:「経済分析」

コーディネータ:厳成男(福島大学)

報告1:中野裕史(関西大学マイノリティ研究センター)

「若年労働市場の変容とワーキングプア」

報告2:森本壮亮(京都大学・院)

「日本資本主義の蓄積構造の変化について-利潤率の傾向的低下法則との関連で-」

報告3:田添篤史(京都大学・非)

「利潤率の傾向的低下法則に関する実証分析における諸概念範疇の検討」

報告4:伊藤明洋(基礎研所友)

「著作権と情報経済」

 

12:00-13:00 昼食休憩

①女性研究者の交流会: 女性と学問と生活を語ろう(その3)

②自由大学院担当者会議

 

13:00-16:00 共通セッションⅡ

「3・11が問いかけるもの、そして3・11から始まる新しいもの」

司会:藤岡惇(立命館大学)

第1部:3・11が問いかけるもの

報告1:大内秀明(東北大学・名)、半田正樹(東北学院大学)、田中史郎(宮城学院女子大学)

「3・11大震災と文明の大転換-W.モリスと宮沢賢治からのメッセージ」

報告2:森岡孝二(関西大学)

「原発暴走を許した日本の政治経済システムを問う―原発、過労死、貧困の根源にあるもの―」

 

第2部:3・11後に立ち上がった福島の市民運動

報告1:後藤宣代(経済学・福島)

「女性」

報告2:小林悦子(ぜえねの会・福島)

「コミュニティ」

報告3:藍原寛子(フリージャーナリスト・福島)

「ネット・独立メディア」

 

エクスカーションのご案内3 月16日、17日の春季研究交流集会の後、3月18日(月)に福島の被災地を巡り、住民組織と交流するという企画(フィールドワーク)を予定しています。 南相馬市の小高地区、小高駅前等の津波被害地などへの訪問を考えております。訪問にかかわる費用は実費(参加者負担)となりますので、ご了解くださいます ようお願いいたします。
なお、18日のエクスカーションはほぼ定員に達しています。参加を希望される方は個別に事務局(office@kisoken.org)までお問い合わせください。その他、ご不明な点は、事務局までご一報ください。
<旅程>
午前8時20分・JR福島駅西口ロータリ集合、午前8時30分・出発、午後4時頃・JR福島駅にて解散(午後4時であれば、その日のうちに京都・大阪方面まで到着可)
<行先・行程(予定)>
南相馬市役所前、災害FM局訪問、小高駅、小高町、塚原地区の海岸を訪問、原の町:吟醸館で昼食定食をいただく(950円ほど)、そのあと近くの仮設住宅を1か所訪問
<現地でご案内していただく方>
今 野由喜さん:小高区塚原行政区区長、「つながっぺ南相馬」代表(予定) <交通機関> マイクロバス <参加人数> 25名までを予定 <参加費:実費> (マイクロバス代等を参加者で均等負担)概算で一人3,000円程度を予定。 <コーディネイタ> 藤岡惇(立命館大学) <立案協力者> 高田好章(基礎研所員) ※訪問場所・時間・予算等は変更される場合もありますので、何卒ご了解くださいますようお願いいたします。

 

松川ツアーのご案内3 月19日(火)に松川ツアーを開催予定です。松川事件の列車転覆現場近くにあり、事件の資料を収集している福島大学松川資料室と事件現場の訪問を計画して います。現在のところ、午前10時から12時まで松川資料室を訪問、松川資料室研究員の伊部正行さんが説明をしてくださいます。そのあと、午後から松川事 件の現場へと参ります。その日に帰阪できるように夕方までに福島駅に戻ります。基礎研大阪第三学科の3人が巡りますが、同行をご希望の方は事務局または高 田までお問い合わせください。

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