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転形問題 マルクスが『資本論』第3巻で取り扱っている「価値の生産価格への転化」の問題に関する議論の中で、「費用価格の生産価格化」をめぐって、ツガン=バラノフスキー、ボルトケヴィッチらによる、部門分割を前提にした連立方程式による数学的方法への賛否両論をとりまぜた、いろいろな立場からのアプローチを呼び起こした古くて新しい問題である。マルクスに従って労働価値説を容認する論者とそれの不要を提唱する論者とがある。 広義には、一般的利潤率が成立する時の市場価格、すなわち生産価格が、いわゆる「総計一致の二命題」に基づいて価値から導出されることを前提にして、後者が、再生産過程の中で資本間の競争を媒介にして前者に一致するメカニズムを解明することをも含む。 (1) マルクス『資本論』第3巻第2編。 (山田祥夫) |