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近代経済学 |
産業連関表 ひとつの経済の中での諸産業間の投入産出のやり取りを表にしたもの。レオンチェフによって1936年に最初に開発された。 産業連関表のある産業の列を縦に上から見ていくと、その産業が、投入のために、各産業からどれだけずつの額の生産物を購入したかを表す数値が並んでいるとみなせる。さらにその下には、該当産業における減価償却費、賃金、利潤等の粗付加価値を表す数値が続き、最終段で列全体を合計した該当産業の生産額が表される。 他方、ある産業の行を左から横に見ていくと、その産業の生産物が、投入のために各産業にどれだけずつ販売されたかを示す数値が並んでいるとみなせる。さらにその右には、該当産業の生産物に対する最終需要が、消費、投資等と並び、最終列で行全体を合計した該当産業の販売総額が表されるが、これは結局、各列の最後に示されている上記の生産額と等しくなる。すなわち、この粗付加価値と最終需要の部分を除く、中間投入を表す部分の各欄は、その欄の行にあたる産業から、その欄の列にあたる産業への、生産物の投入額を表している。これをその欄の列にあたる産業の生産額で割ったものは、その列の産業の生産1円のために投入されるべき、その行の産業の生産物の金額を表し、これを投入係数と呼ぶ。 産業連関分析では、この投入係数を固定的なものと考え、最終需要が変化したときに、各産業の生産がどのように変化するかを計算する。これがいわゆる「経済波及効果」分析である。さらに、これに、各産業の生産あたりの雇用や税収等の係数をかけることにより、その最終需要の変化にともなう雇用や税収等の変化を推計することができる。 (1)総務省「産業連関表」 http://www.stat.go.jp/data/io/index.htm (2)総務省「産業連関表の仕組み」 http://www.stat.go.jp/data/io/system.htm (松尾匡) |