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近代経済学 |
共産主義 共産主義とは、ラテン語のcommunis(英語のcommon)に相当する共有・共同から派生し、その思想は古代から存在した。今日では、生産手段の共有に基づく平等、搾取廃絶、無階級、国家死滅の社会を目指す政治経済的理論・思想、運動、経済体制を示すようになっている。 1848年のマルクス・エンゲルスの『共産党宣言』やその後の『資本論』『ゴータ綱領批判』はその共同社会への移行の必然性を理論的に明らかにした。そこでは共産主義と社会主義はほぼ相互に交換可能な概念と理解されている。このような広義の理解にたいして、2つのより狭義の理解が存在する。ひとつは、ロシア革命が成功し、ソ連型社会主義(一党制、中央計画経済制度)が成立すると、それを肯定的に評価する理論・思想と運動を共産主義、それを否定的に評価するそれを社会主義と区別するようになった。もうひとつは、社会主義の次に目指すべき、より高次な段階として共産主義を指すようになった。 (田中宏) |