基礎経済科学研究所編集の書籍

働く女性と家族のいまA
『日本型企業社会と家族』




青木書店
1995年9月発行
定価 2,300円


序章 戦後日本の社会変動と家族(森岡孝二)
     1 戦前の家制度と戦後改革
     2 高度経済成長と家族の変貌
     3 企業中心社会の形成と企業家父長制

第1章 日本的雇用慣行と家族生活(本多淳亮)
     1 日本的雇用慣行の変貌
     2 性別役割分業と企業・家族
     3 結び

第2章 日本型企業社会と家族の現在(木本善美子)
     1 問題の所在
     2 家族の現在 ―日本の位置づけ
     3 家族論の現在
     4 ジェンダー・アプローチによる家族把握
     5 日本型企業社会と「家族賃金」観念

第3章 日本の労働者の人権と家族(宮地光子)
     1 単身赴任裁判例にみる裁判所の論理
     2 過労死被災者の手記から
     3 男女差別と「愛」の変質

第4章 「日本型福祉社会」と家族(佐藤阜利)
     1 「日本型福祉社会」とは
     2 高齢者の扶養問題からみた社会福祉と家族
     3 家族による扶養から社会による扶養へ
     4 社会的な高齢者介護のあり方

第5章 現代日本の家族政策と共働き家族の福祉(二宮厚美)
     1 八〇年代の家族政策と日本型福祉社会
     2 家族政策の修正と「家族の解体」
     3 九〇年代の福祉政策と家族
     4 ジェンダー問題と共働き家族の潜在力

第6章 国際家族年と労働者家族(伊藤セツ)
     1 国際家族年の理念と日本の現実
     2 人権思想の広がりと変わる家族観
     3 二一世紀家族にむけて

補論 アメリカの労働時間と消費生活(ジュリエット・ショア)
     1 現代アメリカ合衆国の労働時間
     2 労働時間短縮の障害 ―経営者側の要因
     3 労働時間短縮の障害 ―労働者側のコンシューマリズム
     4 消費様式の問題点
     5 いくつかの提起


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