基礎経済科学研究所編集の書籍

働く女性と家族のいま@
『日本型企業社会と女性』




青木書店
1995年9月発行
定価 2,800円



序章 目本型企業社会における女性の労働と家族(中川スミ)
     1 日本型企業社会における女性労働と家族をめぐる研究状況
     2 女性の労働と家族をめぐるいくつかの論点

第1章 日本的経営と女性労働(熊沢 誠)
     1 日本的経営の能力主義
     2 女性労働者に期待される役割
     3 女たちの選択

第2章 均等法後の女性雇用の現状(久米弘子)
     1 男女平等待遇は実現されているか
     2 コース別人事(雇用)制度の導入
     3 不安定労働者の増加と雇用形態の多様化
     4 労働条件をどう考えるのか

第3章 女性労働と賃金体系・価値理論(下山房雄)
     1 賃金体系と女性賃金
     2 論争―女性労働の価値・女性労働力の価値

第4章 男女賃金格差と人事考課
         ―「コンパラブル・ワース」論争によせて(黒田兼一)
     1 何が論争されているのか
     2 コンパラブル・ワースの推奨
     3 コンパラブル・ワースへの批判
     4 賃金格差と人事考課
     5 人事考課にたいする規制と介入

第5章 企業中心社会を超える(大沢真理)
     1 企業中心社会の基軸としてのジェンダー
     2 社会政策のジェンダー・バイアス
     3 変容する(?)企業中心社会
     4 変容から変革へ

第6章 企業社会を超克する戦略と女性の位置(木下武男)
     1 企業社会の構造
     2 企業社会と女性
     3 企業社会の超克をめざす変革戦略

第7章 男女雇用機会均等法の限界
         ―期待した初の調停と調停案への失望(北川清子)
     1 差別的な賃金制度
     2 既婚女性に対する差別
     3 均等法施行後初の調停委員会の調停

第8章 職場における男女平等をめざすネットワーク(越堂静子)
     1 「商社に働く女性の会」の結成
     2 パンフレットPARTUを国連へ
     3 男女賃金格差の克服のために
     4 厳しい不況の影響
     5 社会的反響の広がり
     6 今後の運動の展望
     付記 ペイ・エクィティ・リサーチの旅


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