基礎研WEB政治経済学用語事典

人間発達
商品
貨幣・信用
賃労働
国家
利潤
世界市場
所有
帝国主義
唯物史観
弁証法
思想
土地・自然
流通・交通
生産力
人口
貧困
近代経済学
 所有と機能の分離

 所有と機能の分離とは、株式会社における株式所有の分散にともない、経営が少数の支配的大株主によって掌握され、多数の中小株主が経営から隔絶されるようになる事態を意味する。
 
 株式会社制度のもとでは、「所有としての資本」と「機能としての資本」とが分離して、所有者はたんなる貨幣資本家(株主)に、経営者はたんなる機能資本家(代理的管理人もしくは専門的経営労働者)になっている。「所有と経営の分離」「所有と支配の分離」とも呼ばれる。