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情報 C.シャノンはコミュニケーションの人間関係としての側面を捨象し、もっぱら対象的にとらえた信号の集合を情報(Information)と呼んだ。すなわち電話等の信号の数学的モデルによって情報を定義し、その統計的な性質に基づき情報量を定義した。 N.ウィーナーは通信システムとのアナロジーに基づいて、情報の概念を生物の神経作用に拡張し、さらに感覚器に作用する外界の刺激にまで拡張した。鋳型に例えられていたDNAが遺伝情報とされるようになったのも、こうした見方の影響である。この見方ではコミュニケーションは対象的な情報の交換ないし共有という物象化された形態で現れる。それは情報を大量に蓄積し商業利用する情報化にふさわしい見方として人口に膾炙している。 なお情報と知識やデータとの概念上の区別を強調する議論もあるが、それぞれの語義も拡大しており、本質的な区別とはいえない。 (野口宏) |