基礎研WEB政治経済学用語事典

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 労働時間短縮

 労働時間短縮とは、週40時間労働や週休2日制の実施によって労働時間を短縮し、労働者の生活時聞を拡大し、自由時間を生み出すことで、人間発達の権利を確立してゆくことである。時短とも呼ばれる。

 労働時間短縮は、文化、教育、スポーツ、政治への参加の条件の一つであるが、わが国では、低賃金のため、時短で浮いた生活時間をアルバイトにまわしたり、残業に費したり、会社の組織するリクリエーションの時間によって消化されたりすることが多い。
 
 

(1)基礎経済科学研究所編『人間発達の経済学』青木書店、1982年。