基礎研WEB政治経済学用語事典

人間発達
商品
貨幣・信用
賃労働
国家
利潤
世界市場
所有
帝国主義
唯物史観
弁証法
思想
土地・自然
流通・交通
生産力
人口
貧困
近代経済学
 地球温暖化

 太陽光線で地球は暖かく、生物の生存が可能となっている。二酸化炭素などの温室効果ガスが、赤外線を吸収しているからである。しかし、二酸化炭素が増えすぎると、平均気温が上昇し環境が変化する。温帯の日本が亜熱帯となると、マラリア蚊などの害虫が増える。降水量が増え、洪水、土砂崩れ、その逆の熱波、旱魃などがランダムに襲ってくる。海面の上昇により、オランダ、モルディブ、ツバルなどでは水没の危険性が高まり、治水対策あるいは移住などが問題となる。
 
 石油など化石燃料の大量使用が原因であり、京都議定書などで温室効果ガスの削減が実行段階に入ったところである。欧州は削減が進んでいるが、日本は達成困難、アメリカは脱退、途上国は開発と発展重視と多くの問題を抱えながら、しかし温室効果ガス削減などの地球温暖化防止の試みは進展している。
 
                                       (梅垣邦胤)