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 研究大会  >  第32回 (2009.9.12-13)

基礎経済科学研究所第32回研究大会

 全体テーマ:①幻想の地方分権改革 ②金融危機への理論的接近


 会場 : 大阪経済大学
 日程 : 2009年9月12日(土)、13日(日)




<大会プログラム>

大会第1日目  9月12日(土)

10:00 ― 12:00  並行セッションⅠ

【Ⅰ-A】 「世界恐慌とアメリカ経済のゆくえ」  (A41教室)
 報告1:平野健 「現代アメリカ経済の構造と今日の経済危機」
 報告2:藤岡惇 「米国発の現下の恐慌をどうとらえるか
             ―①貧富の格差拡大、②キャピタルゲイン型バブルの崩壊、
               ③覇権国化待望バブルの崩壊という3つの視点から―」


【Ⅰ-B】 「国家論の再検討(座談会)」  (A42教室)
  討論者:大西広 「国家論の論点」
       米田貢 「新自由主義をいかにして克服するのか」
       岩橋昭廣 「金融規制と資本 ―資本蓄積と国家の役割―」
       後藤宣代、後藤康夫、米田貢、中谷義和、増田和夫


【Ⅰ-C】 「大阪第三学科出版プロジェクト報告」  (A43教室)
 報告1:高橋邦太郎 「雇用・労働に関する「企業の社会的責任」」
 報告2:川口民記 「非正規雇用と失業時生活保障
                ―セーフティネットの重層的再構築―」


【Ⅰ-D】 「転換期にあるアジアと日本の持続可能な発展」  (A44教室)
 司会:阪本将英
 報告1:東愛子 「日韓台の産業比較」
 報告2:小野満 「「競争力」とは何か ―グローバル経済のなかでの産業のあり方―」
 報告3:三浦誠弘 「ITエンジニアの労働環境」


13:00 ― 17:00  共通セッションⅠ

 シンポジウム「幻想の地方分権改革」
 (A33教室)

 (開催の趣旨)分権改革の全体、その柱をなす市町村合併・道州制問題および財政問題について、これまでの進行過程を振り返り、地方分権改革とは何だったのか、これからどうなるか、どうするかを、ここ大阪の地から明らかにする。それらを通して、地方分権改革に対する幻想を払拭し、「ポスト新自由主義」下の国家と地方自治体のあり方を展望したい。

 シンポジスト:
   二宮厚美(神戸大学) 「現代日本の道州制と地方分権」

   小森治夫(京都橘大学) 「平成の市町村合併と道州制」

   初村尤而(都市行政コンサルタント) 「三位一体の財政改革から健全化法へ
                           ―地方財政の現状―」

 コメンテーター:
   平井賢治(大阪府職労)

 司会:
   遠州尋美(大阪経済大学)



17:00 ― 18:00  研究所総会

18:00 ― 20:00  懇親会




大会第2日目  9月13日(日)

10:00 ― 12:00   並行セッションⅡ

【Ⅱ-E】 「思想」  (A41教室)
 司会:中村浩爾
 報告1:田中幸世 「E.ガンスにみる19世紀ドイツにおけるA.スミス受容の一側面」
 報告2:北川健次 「アダム・スミス『道徳感情論』における「同感原理」の
                現代教育実践への意義」
 報告3:的場かおり 「ガンス「普遍法史学」とナショナリズム」


【Ⅱ-F】 「ベーシック・インカムのある社会を構想する」  (A42教室)
 司会:小沢修司
 報告1:梶原太一 「G.W.ヴェルナーの付加価値課税論に対する経営経済学的分析」
 報告2:橋本慶一 「生活保護の動向とベーシック・インカム ―その制度論的検討―」
 報告3:小林伸考 「BI構想による未来社会を考える ―現実社会との整合性を考える―」


【Ⅱ-G】「自由論題セッション①」  (A43教室)
 報告1:松田文雄 「グリーン・ニューディールについて」(仮)
 報告2:青柳和身 「晩年エンゲルスの家族論はマルクスのジェンダー認識を
              継承しているか
 ―剰余労働搾取の「永続」化問題の考察―」


【Ⅱ-H】「自由論題セッション②」  (A44教室)
 報告1:宮田惟史 「一般的利潤率の傾向的低下法則と恐慌」
 報告2:増田和夫・荒木一彰 「Understanding Capitalism 第2章・第3章について」




13:00 ― 17:00  共通セッションⅡ

 「金融危機への理論的接近」
  (A33教室)

 (開催の趣旨)2009年4月4日開催の現代資本主義研究会では、基礎研の出版プロジェクトの具体化に向けて、「今日の資本主義の危機をどう論ずるか」をテーマに、8人の諸氏に問題提起をしていただき議論を行った。今大会の共通セッションではその続編として、4氏の報告をもとに、2008年世界恐慌と経済学批判の課題について討論したい。

 報告1:松本朗(立命館大学) 「2008年の恐慌の特徴についての歴史的視点からの考察
                       ―物価論、恐慌論を基礎にして―」

 報告2:大西広(京都大学) 「『資本論』『帝国主義論』接点としての今次経済危機」

 報告3:森岡孝二(関西大学) 「08恐慌と株主資本主義」

 文書報告:増田和夫 「金融危機の理論的解明に関わる論点整理」
        北野正一 「不況の反転メカニズム、そして現状の場合」

 司会:関根猪一郎(高知短期大学)



17:00 ― 18:00 理事会